サン・セバスチャン モンテ・イゲルド展望台

モンテ・イゲルド展望台

サン・セバスチャンカードを手にコンチャ湾の眺望のために街の西側の展望台へ。

ケーブルカーの駅までは旧市街付近からはバスの16番で向かえます。

サン・セバスチャンはどうにもバスの停留所がバラけてて使いづらさを感じてしまいます。

ケーブルカーは往復3.5€。サン・セバスチャンカードがあると割引で3€でした。

ケーブルカー乗っている間は車窓の隙間から海がちらっと見えます。

 ケーブルカーの頂上駅から展望台に行くと、サン・セバスチャンの湾の景色が見れます!

モンテ・イゲルドはちょっとした遊園地ですが、この時期はやってないのがアトラクションはなにもやってなかったですが、このウォータースライダーは超楽しそうでしたww

一応展示台のバーは開いてたので景色を肴にビールを。ハッピーアワーで2杯飲んでしまいました。夜にはバル巡りあるのにw

更に塔もあって登ることができます。

階段にはサン・セバスチャンの歴史を綴る写真館になってました。

頂上からの景色もまた格別です。

 

 

サン・セバスチャンへ

サンティアゴの次の街は、この旅の最大の目的地であるサン・セバスチャンへ向かいます。

サンティアゴからサン・セバスチャンへはレンタカーを除くと以下のような移動方法があって結構迷いました。北スペインの端同士で距離は600kmの大移動です。

 

・鉄道

旅情たっぷりですが、直通はないのでいくつかルートを考えなければなりません。

ビスケー湾沿いのローカル線乗り継ぎだと特急列車もなく、フェロール、オビエドサンタンデールビルバオで乗り継ぎ。1日では到達できないかもなので、どこかで1泊するプラン。

または、内陸を行き、レオンまではRenfeで移動、レオンからビルバオまではローカル線でゆっくり。こっちなら丸1日かければ到達できそうでした。でも余裕を持つなら美食の街レオンで1泊してバルを楽しむプラン。

移動費は中。


・バス

サンティアゴからビルバオまでの直通の長距離バスがAlsaで設定されていました。

日中の便と深夜の便。移動時間は12時間。距離的にもキングオブ深夜バスのはかた号と同じくらいでしょうか。

サンティアゴ夕方発、ビルバオ早朝着です。移動費は一番安い上、ホテル代が1泊浮くメリットはありますが、4列シートの深夜バスに耐えられるか・・・

乗車率は高くなさそうなので運が良ければ2シート占拠できそうでしたが。


・飛行機

今回の手段がこれ。

サンティアゴからビルバオまではイベリア航空の直通便が設定されていて最短だと1時間で到着します。直行便高いですが。

今回はバスク地方のあとに帰国のためにマドリードまで戻るので、サンティアゴビルバオビルバオマドリードのセットで航空券を買いました。合わせて2万円ちょいでお買い得感もありましたので。その分、ビルバオ行きはマドリード経由になっちゃいましたので3時間。

 

サンティアゴ空港までは旧市街の南、ガリシア広場から空港行きのバスが30分おきに出ています。所要時間はおよそ50分。始発は朝6時なので、早朝便でもなんとか間に合います。

サンティアゴ空港は小さな空港なので迷いもしないですね。

 

今回利用したイベリア航空は、マドリード到着時にメールで乗り継ぎのゲート案内が来ました。マドリードはターミナル4つもある巨大空港なので、こういうサービスは嬉しいですね。結局乗り換えは到着ゲートの正面ゲートでしたがw

 

飛行機からはビスケー湾の街を上空から見ることができました。

これはおそらく、カストロ・ウルディアレスの街。

ビルバオ到着直前には、あとで行くことになるビスカヤ橋も上空から確認。

気分も上がります!!

 

ビルバオ空港のターンテーブルのフロアにはビスカヤ橋の模型が。126周年だそうで。刻むねえww

ビルバオ空港からサン・セバスチャンまでは直行のバスが1時間に1本。17ユーロほど。

時間があるのでお昼ご飯。サンドイッチの具は当然ハモンセラーノ

ビルバオ空港の端っこから出ています。チケットは自動販売機で。チケットカウンターぽいのがあるんですが、これはビルバオ市街行きでサン・セバスチャンへのチケットは売ってないとのことです。

 

バスに乗り込み1時間ちょい。あこがれの街サン・セバスチャンのバスターミナルに到着です。

いやあ、素晴らしい町並み。

 

サン・セバスチャン3泊の宿は旧市街のペンシオン・アブ・ドミニ。

旧市街のバル巡りに最適の立地です。部屋も快適。バス・トイレは共有でしたが特に不便は感じませんでした。市場のすぐ北で、スーパーでの調達にも便利でした。

部屋にはバルコニーもあり、海も少し眺めることができます。

そして驚きはミニバーにおいてあった水、ジュースはもとよりカヴァのボトル1本までが無料な点!!早速スーパーで調達した生ハムでバルコニーで1杯。

これからのサン・セバスチャン4日間の滞在が楽しみになってきました。

 

サン・セバスチャンカード

サン・セバスチャンの滞在では、インフォメーションで購入したサン・セバスチャンカードを使いました。

指定日から10日間有効で博物館やケーブルカーなどの割引に加えて、設定された回数のバスに乗ることができます。

www.sansebastianturismoa.eus

バスに乗車できる回数で値段が変わり、自分は6回券がついている方のカードを買いました。

サン・セバスチャンの旧市街は小さいのであまりバスの利用もないのでたくさん使うことはないでしょうが、バスの運賃が1.75ユーロでいちいち小銭用意するのも面倒なので、記念も意味も込めてカードを買いました。結局1回分余ってしまいましたが。

ちなみにさらに範囲の広いバスクカードというのもありました。

 

なお、インフォメーションにはたまたまなのか日本語のできるスタッフがいて助かりました。やはり日本人もよく来るんでしょうかね。サン・セバスチャンには。

 

 

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラ バル巡り

スペインの食文化といえば?

やはりバルでしょう。気軽に立ち寄り1,2杯飲んで次のバルへというバルホッピングがどの街でも楽しめます。

この後に向かうバスク地方もそうでしたが、ガリシア地方も食文化のレベルは高いです。

特にこの地方は海鮮が美味しく、名物タコのガリシア風は必食。もっとも旅行中で一番美味しかったタコのガリシア風はこちらの記事で紹介したア・コルーニャのお店「Pulpeira O Fiuza」でしたが。

tabicam.hatenablog.com

 

今回はガリシア地方の拠点としたサンティアゴ・デ・コンポステーラで立ち寄ったバルなどを紹介したいと思います。

 

La Quintana Café

サンティアゴの大聖堂裏手のキンターナ広場にあるお店。サンティアゴ到着後の遅い昼食で利用しました。

大聖堂の塔を見ながらのロケーションは最高!

タコはとりあえず食べたかったので注文しましたが、タコ足まんまのグリルとは。

ミュージシャンもいて、雰囲気もバッチリ。

 

アバストス・デ・サンティアゴ市場

旧市街の東側にある市場です。今回のサンティアゴ滞在は土日だったので市場自体の活気を見ることはできませんでしたが、初日は午後までやっているチーズ屋さんで試食大会に加わってましたww

この地方の地チーズはこちらの円錐形のチーズ「ケソ・テティージャ」。

ティージャとは、おっぱいという意味で色といい形といいなかなかのロケット型ですなww

ハードチーズの一種で香りもよくとても美味しかった。

また、サンティアゴのお菓子といえばこちらの「タルタ・デ・サンティアゴ

聖地であるサンティアゴのシンボルの十字架を中心に据えた円形のアーモンドケーキです。試食でこれもいただきました。美味しかったのですが、まだ日本へ帰るのは1週間以上先なので泣く泣くお持ち帰りは断念・・。

 

この市場に隣接してバルの集まったフードコートがあります。

海鮮も多く、一部には日本食なんかもありましたww売ってたのは餃子でしたがw

 

A Ostería Nave 5

ここでは、牡蠣バーへ。

牡蠣とウニを注文。牡蠣はスペイン語でOstra、ウニはErizo.

いやー美味かった!牡蠣は小粒ですが濃厚。雲丹にもミネラルたっぷりで、白ワインが進む進む。

あと、こっちの国でも亀の手よく食べるんですね。海鮮扱っているお店ではどこにでもおいてありました。

 

Petiscos do Cardeal

サンティアゴのバル通りにもお店が沢山あります。その中の1軒。

1日目はタパス中心にいただきました。

またワインはガリシア産のものも揃っていて、まずはリアス・バイシャスの白ワインを。これがまた良い酸味で飲みやすく美味しかった!!

 

翌日はちと贅沢して、海鮮グリルを。ホタテはVieira、マテ貝はNavajas.

グリルの味付けはオリーブで、白でも赤でもイケましたわw

 

Mesón 42

バル通りのこちらの店、1件目に最高でした。サンディエゴオススメの飲み屋です。

飲み物頼むとお通しが来るんですが、それが1杯頼むごと2品とか出てくるww

普通、最初の1杯に付けるものだろお通しはwwwなんで2杯め頼んだらまたつまみが勝手に出てくるの?ww

こんなローテーションされたらお店出られないでしょ!

というのをなんとか我慢して会計を頼んだら、飲み物代しか請求されなかった。おかしいでしょwww

ワインも美味しかったですが、こちらのEstrella Galiciaのプレミアムビール1906もまた格別。さらっと焙煎されたモルト使っているのかこの色と香り、ポテチが進みますわw

 

 La Piccola Italia scq

若干飲み足りなくて、ホテルへの帰りに立ち寄ったお店。

広場の目の前で昼間に来ればテラスで気持ちよく飲めそうなお店でした。

 

サンティアゴ、市場の周りのバルに大聖堂南のバル通りと小さな街にたくさんのバルがあり2日ではとてもとても回りきれません。

ぜひ再訪したいです。

 

 

ア・コルーニャ 旧市街

ヘラクレスの塔を見学した後は、猫に見送られて旧市街へ

 

ヘラクレスの塔から旧市街まではまたバスで移動です。

旧市街近くのサン・アントン城を見学、、、しようと思ったらこの日はもう終了。残念。日曜は15時には閉館って。

 

ア・コルーニャの旧市街は市壁に囲まれてる部分で、新市街に比べると人も少なく落ち着いた雰囲気です。

旧市街には軍事博物館などありましたが、これも休日で閉館。入り口の高射砲を見るくらい。

 

 

旧市街のスペイン広場を抜けて、マリーナのある新市街へ。

 

新市街の外れには磯崎新設計の人類博物館もあって、そっちのほうが賑やかでしたね。大型のクルーズ船も停泊してましたし。

 

新市街にはコールド・ストーンのようなアイスクリーム屋さんが。

お店の名前の通り、注文が波の大きさで表されてました。

一番大きのはTSUNAMIとありましたww

アイスとトッピングを氷の鉄板の上で細かく叩いて渦巻きのようなアイスを作ってくれます。

 

 

 

ア・コルーニャ タコとヘラクレスの塔

サンティアゴ・デ・コンポステーラの二日目は、鉄道に乗って北スペインの海を見にア・コルーニャへ行ってきました。

サンティアゴの街は駅までちょっと遠いんでバスで行きたかったのですが、全然走ってない・・・仕方ないので歩いて駅まで。

タクシー拾えるなら、それで行ったほうがいいですね。

 

 

ア・コルーニャまでは、鉄道で30分ほど。

ただ、renfeに乗るためにホームに入るのに荷物検査などあったのでめっちゃ余裕もって行ったほうがいいですね。乗るのがギリギリになってしまいました。

ということで、ア・コルーニャ駅に到着。

 

ア・コルーニャ駅から、目的地のヘラクレスの塔へは駅近のラウンドアバウトから5番のバスに乗って20分。そこから徒歩で塔のある丘まで歩きます。

 

Pulpeira O Fiuza

その前に腹ごしらえを。5番バスで降りたところから階段を上がったところにあったバルです。外から覗いた感じ、お昼には若干早い時間にもかかわらず人は多く、当たりの店でした!

名物はタコのガリシア風。

旅行中、タコのガリシア風はサンティアゴのほか、ガリシア地方以外でも食べていましたが、この店のがNo1でした。ア・コルーニャに行く機会があったらオススメです!

茹で加減もバッチリ。オリーブオイルとの相性もバッチリ。ビールとワインも進む進む。ビールは Estrella Galicia。「ガリシアの星」の名前通り、この地方で生産されてるビール、自分好みの苦味とポップの風味で大変好きなビールです!

スペインではビールはセルベッサですが、セルベッサは瓶ビールの意味なのか、「セルベッサ ポル ファボール」と言うと結構な確率で瓶で出てきました。

やはり人気店だったのか、食べ終わる頃にはテーブルは満席になってました。

 

ヘラクレスの塔

ご飯のあとは世界遺産ヘラクレスの塔へ。

2世紀のローマ帝国時代に建てられ、何度か修復を経て今も現役の灯台として使われている世界最古の灯台です。サンティアゴの大聖堂の他に、このガリシア地方で見たかったものの一つです。

路面電車のレールがありますが、今はもう走っていない模様。

奥に見えるのがヘラクレスの塔です。

 

ヘラクレスの塔には入場規制があって、30分毎の入場になります。

駐車場近くのチケットセンターでチケット購入。直近の入場時間で見学です。

 

 

内部は基礎部分からの見学。

 

塔のてっぺんのテラスは270度のパノラマ。海側はもちろんア・コルーニャの市街方面も見渡せます。

海側は針エニシダの黄色の花、街側は手前のビーチが美しい。

 

花畑からの塔も素晴らしい。

 

 

塔の外にも公園をぶらぶら。

かなり広いので小一時間の散歩です。

しかし、この公園、変なオブジェがいっぱいww芸術家達の力が変に入ってますww

船にまたがった神様?

ストーンサークル

ストーンサークル?2

法螺貝???

 

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラ 夜のマラソン大会

サンティアゴに到着した5/4、大聖堂前のオブラドイロ広場に何やらゴールが設置されていました。

調べると、この日の夜に10kmマラソン大会が行われるとのこと。

コースは旧市街の修道院前から始まり、町の北側の大学の敷地、アラメダ公園を走り旧市街を囲む道を北上、再び旧市街に入り石畳の道を走って、最後は大聖堂前でゴール。

2019.santyago10k.es

ということで、レースがスタートする20時に合わせて軽くバルで飲んでからスタート地点のサンフランシスコ・サンティアゴ修道院前に向かいます。

選手たちがスタートの合図を待つ間、ステージでは演奏が行われてます。

 

そして、定刻の20時にスタート!エントリーしてる選手は老若男女1,000人ほどでしょうか。

 

レース終盤戦に入るあたりのアラメダ公園の出口で定点観測。

最初に自転車が。ってスタートにいなかったし、レースとは別なのか先導車なのか。

先頭が来ました!

女性選手の1番手を確認後、ゴール前で待機です。

レース開始からおよそ30分後、優勝選手がゴール!10km30分ってセミプロレベルのタイムですなww

両手でゴールテープを掲げてのゴールインです。

10位くらいの方はゴール手前で息子さんを抱いてのゴールw

女性の1位。タイムは35分。鍛えてますな。

女性陣1位から3位。晴れ晴れした表情。

その後も続々と。ゴリラとヒョウのコスプレで走ってた人もゴール。

 

夜の石畳を走る後続選手たち。沿道から声援が送られます。

2時間後、殆どの選手がゴールし、表彰式も終えたゴール地点。撤収が始まりましたので自分も再び飲みに。

 

サンティアゴに来てみたらたまたまやってた大会ですが、TVも来ててなかなか大きな大会でしたし、観戦も楽しかったです。

旅行先ではお祭りやイベント目当てに行くことも多いのですが、今回はまったくイベント開催情報に引っかからずに遭遇しました。こういう思いがけないイベントが旅先であると楽しいですね!

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂

ポルトまででポルトガルの旅は終わり、次はスペインに入ります。

向かうはサンティアゴ・デ・コンポステーラ。9世紀に聖ヤコブの遺骸が発見されたという場所で、その場所に建てられた大聖堂があり、ローマ、エルサレムに並ぶキリスト教の3大聖地の一つとされている街です。

サンティアゴまでの巡礼路はフランスから伸びる道が有名で世界遺産にもなっていますが、今回はリスボンポルトサンティアゴと行くポルトガルの道でサンティアゴに行きます。鉄道とバスですが。

実際に徒歩で巡礼の途中という人に会いましたが、歩きだとリスボンから1ヶ月くらいかかるそうです。

またバスの車窓からも巡礼の旅をしている人を見かけましたね。

 

ポルトからサンティアゴまではバスで移動しました。スペイン国内の長距離バスの会社ALSAで予約をしました。2週間くらい前の購入で19€。

このバスならポルトからサンティアゴまで直行で4時間ほどです。なお、ポルトガルとスペインには時差が1時間あるので、着いたら1時間余計に進んでしまうのが注意点ですかね。

ゆっくり行ける人なら鉄道という手もあります。乗り換え必須なのでビーゴなどで半日から1泊できるならそれもいいかもしれません。

 

サンティアゴのバスターミナルから旧市街までは1kmほどあるのですが、なかなかバスが来ないのでタクシー拾ったほうが早いです。タクシーもあまりいなかったですが。

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂

 

この街がこの街である所以となる大聖堂。素晴らしい威容を誇ってます!

このオブラドイロ広場から見る正面からはミュージアムへの入り口があります。ミュージアムでは大聖堂の2階3階部分や広場を見渡せるテラスなど見学できます。

広場では、巡礼の旅をゴールした人たちが思い思いに座ったりポーズ取って写真撮ったり。

 

先程の正面の裏側のキンターナ広場です。

カフェもありテラスに座りながら大聖堂を前にゆっくりできるのでおすすめです。

 

大聖堂の中心部分へは脇から入ることができます。

それ以外の場所はミュージアムになっているのですが、中央の聖ヤコブの遺骸が収められている伽藍は無料で鑑賞できますが、並びますのでサンティアゴに宿泊できるなら9時から開いてますので朝一で行ったほうがいいです。

中心は撮影不可なので大聖堂の内部を。