トリエステ1 サン・ジュストの丘

ヴェローナの次に訪問する街はイタリア東の端、イストラ半島の付け根のトリエステです。

大きな港があるのが特徴で、それ故に昔から貿易などで重要な都市だったようです。

アドリア海トリエステ湾沿いにイタリアの国境が突き出た感じになってますが、中世はオーストリア・ハンガリー帝国、近世でもWWⅡ後にユーゴスラビアとの帰属問題が生じたという地域です。

トリエステまでの移動は、まずヴェローナからヴェネチア・メストレまで高速鉄道で行き、メストレ駅でローカル線の快速列車に乗り換えて終点のトリエステまで2時間弱の旅となりました。特にモンファルコネからトリエステまでの路線はトリエステ湾沿いに走ることもあってなかなかの車窓を楽しめます。

 

カナルグランデ

トリエステの街で特徴的な港から真っすぐ伸びた運河で、その先には聖アントニオ教会が建ちます。運河の水面に建物の影が反射する穏やかに晴れた日の訪問できれいな場所でしたね!

運河の中心には歩行者用の橋もあり、ホテルが近いこともあって何度も足を運んでしまいました。

サン・ジュスト

トリエステの高台に建つ城まで坂と階段を登っていきます。

バスもあったのですがいい感じの時刻になかったので。市庁舎などがある街の中心から10分ほどです。

城の手前の公園は古代ローマ神殿だったのか、その時代のものと思わせる石柱が立ち並ぶ面白い光景でした。

古代ローマを堪能した後、いよいよ城の中へ。

 

城壁沿いは歩くことができて、トリエステ湾の眺望を楽しめます!

この日は雲もなく空も海もいい青でした。

城内は城壁沿いにぐるっとひと回り、真ん中は建物もなく広い広場でコンサートとかにも使えそうな感じ。

サン・ジュスト大聖堂

城とローマ遺跡の隣、市内からのバスもこの大聖堂の横に停車します。

城へ向かうために大聖堂の正面までの階段を上がって来ましたが並木を眺めながらなのであまり疲れも感じませんでしたよ。

サンジェスト大聖堂の起源は古くローマ時代の神殿跡に14世紀に建てたそうです。

 

 

教会内部のフレスコ画とモザイク画は素晴らしいの一言。

入場料取ってもいいんじゃないかと思うほどでした。金の他にも紫紺のモザイク画というものなかなか珍しかったですね。