国境を越えてスロベニアのピランへ。

この日はトリエステから国境を越えてスロベニアへの入国です。

スロベニアはほぼ内陸国なのですが、イストラ半島の上部のみ海に面していて、今回はそのあたりを巡ります。

内陸側には世界遺産のポイストナ鍾乳洞やブレッド湖など見どころが大いにあるので、機会を作ってまた改めて訪問したいですね。

一応ポイストナ鍾乳洞へはトリエステと国境を接するコペルから鉄道などでいけないこともなかったのですが。

 

昨晩調べておいた時刻に、トリエステ駅横の倉庫みたいなバスターミナルに向かったのですが、、、バスが来ない???

9時台は2社が運行してたはずなのにどっちも来る気配が全くしない。

で、気づいたのですが11月1日はキリスト教では「諸聖人の日」ということで祝日でした。日本じゃ前日夜のハロウィンは知名度ありますが、こっちは全く認知してませんでした・・・

祝日なので国境越えのバスはなし(市内循環などローカルのバスは動いてました)。仕方ないので予算外ですがタクシーでコペルまで移動です。

イタリア側でローカルの路線バスが動いてるならスロベニア側でも動いてるだろうと。

トリエステ駅で拾ったタクシーでコペル駅まで50€でした。

 

コペルは駅とバスターミナルが併設していて、ピランまでの路線バスもここから発車しています。

ピランまでは1時間弱といったところですね。トリエステ湾沿いに走る区間もありなかなかの車窓です。ピラン滞在の間はあまり晴れ間なかったのが残念でしたが。

 

ピランのバスターミナルは海沿いにあって、この路線の終点だけあって来れるところまで来た満足感がありますね。旧市街から15分ほどです

本日から二泊するピランのホテルまでの道のり

港町だけあって地元漁師のものと思われるボートがマリーナを埋め尽くしてます。

 

ホテルに荷物を預けたら少し晴れてきましたのでピランの街を散歩。

ピラン旧市街は半島に突き出た僅かな場所なので30分もあれば散策できるのですが、起伏に富んだところも多くて歩くのが非常に楽しいです。

夏季の間はヴェネツィアとの間に航路も設定されているそうなので、そのシーズンの間だったらヴェネツィアから船で訪問するのも楽しそう!

 

ピランの街の西側は海水浴も可能なようです。

宿泊したホテルピランもこの西側に位置していてシービューのいい部屋をあてがってもらいました。

海もきれいで透明度高いです。ホテル前の岸壁は整備されてる事もあって、釣り人もいました。

宿泊したホテルピラン。

レストランも併設されてて、朝ごはんもそこで頂きました。ヴェローナヴェネツィアB&Bトリエステがビジネスホテルだったので、この旅行唯一のリゾートホテルです。

朝食はビュッフェでこんな感じ。美味しかったです!

 

お昼はそんな西側の海岸沿いのレストランへ。

いい立地だけあってレストランが並んでいるエリアでした。

国が変われば当然ビールも変わります。こちらはスロベニアの代表的なビール「PIVNICA UNION(ピウニッツァ・ユニオン)」

スロベニア滞在中はほぼこのビールで統一されてましたね。

 

ピラン旧市街の中心、タルティーニ広場。

ATMやスーパーも近くにあり便利でした。

市庁舎やマリーナもあり、朝は市場も立ってましたね。

 

ピランの街は海沿いから一歩入ったところにも中世の雰囲気を感じるところが多くあって、街なかの広場なんかもその一つですね。

路地散歩もまた楽しめる街です。

 このピランはヴェネチア共和国の版図でもあったことから同じような文化があるのか、お土産屋にはこんなのも。

またヴェネツィアブラーノ島のように家々がカラフルなのも多いのが特徴ですね。

聖クレメント教会

ピランの街の突端に位置する教会です。

教会前まで駐車スペースになってますが、内部は見ることできました。簡素な教会ですが、石積みの壁などは歴史を感じます。

ピランの街の突端部分まで来ました。

先程の教会の裏手側になりますが、こちらは灯台となってます。

このあたりには人魚のモニュメントもあったのですが、こんな化石っぽいのまで。

本物??