ピラン旧市街散歩

軽く散歩するだけなら30分もあれば可能なピランですが、歴史は古く、前年に訪問したドブロブニクスプリト同様に古代ローマ時代までさかのぼります。

ローマ時代の遺跡などは見かけませんでしたが、中世以降の建造物は多く、どれもこのイストラ半島の突端という地理も合わせて魅力的でした。

聖ユーリ教会

ピランの街は北側が高台となっており、そこに建つ教会です。

北側の坂を登っていった先の開けた広場と主に白亜の教会が建っています。

海の青と芝の緑、白、青空と時間を忘れてぼーっとできそうな立地です!

北側の崖はこんな感じ

そして教会の広場から街を見てみると、この景色。

茶色の屋根と海という、言ってしまえば魔女の宅急便的風景が広がります。

なお、対岸に見えるのもイストラ半島の一部ですが、あそこまで行くとクロアチアとなります。この半島、殆どはクロアチアなんですが。クロアチアには古代ローマ遺跡も多くプーラの円形闘技場などの見どころもあります。戦前は鉄道もあったそうですが現在ではトリエステまで戻ってバスでクロアチア入りが一般的なのでしょうか。

外壁には日時計が。この日は午後から天気も回復し、この日時計も役割を果たせて気持ちよさそう。

教会内部は地下の展示室を見学した後、ホールへといきます。

街の規模としては小さいピランですが、教会の内装や絵画などは目をみはるものがありました。

よくモザイク画やステンドグラスの題材となるキリストの一生はこの教会では現代的なガラス絵で展示されてました。なかなか珍しいので個人的には必見です。

 

鐘楼

その聖ユーリ教会の隣りにあるのが鐘楼です。

タルティーニ広場からもよく見える街のランドマークですね。2€で登れますので、ピランに来たなら必須で登ってほしいです。

 

最上階。

フロアも小さいですが、バルコニーは更に狭いのでご注意を。

 

タルティーニ広場を見下ろす。すぐ近くに立地しているように見えますが、高低差がかなりあります。

岬と反対の東側。

こちらには市壁が残っています。

塔の隣には洗礼堂もありこちらも見学可能です。

聖フランシス教会

タルティーニ広場から聖ユーリ教会へ向かう道の1本となりの路地から行ける教会で、修道院を併設しています。

 

ギャラリーや回廊もあってかなり広い教会でした。

こちらの鐘楼は修繕中でしたね。

市壁

聖ユーリ教会の鐘楼からも見えた市壁まで行ってきました。

ま、徒歩5分ほどですが。

この市壁は中世、神聖ローマ帝国の時代に作られたものということで

市壁も2€で登れます。ここから見るピランの街は最高でしたね。

鐘楼よりまた高い位置から町並みを眺めることができます。

 

市壁の入り口にはカフェもあったので、ここらで一休み。

イストラ半島はクロアチア旅行でも触れたワインの生産地で、地元の白ワインを一杯いただきました🍷