アンコールトム見学
アンコールワット見学のあとはそのまま北側にある広大な王都アンコールトムへ。
3km四方の塀と堀で囲まれた中に寺院やらいろいろと集まっています。
全部まじめに見ると1日がかり間違いないです。
バイヨン
その中心にある寺院。
アンコールトムの各遺跡の崩れ具合は、どれもかなり進んでいてこのバイヨン寺院も中心以外の屋根はすでになく、柱と壁がおもな構成要素です。
その壁には様々なレリーフが。アンコールワットに比べると小さい規模ですが見どころは抜群ですね。
もう一つの見どころが中央にある菩薩像(顔)
顔の部分は保存状態もよく写真映えしますね。
石を積み上げた顔面はまるで神面岩。真ん中で別れて何か出てきそう。
中心の祠には祭壇。祈りをささげてる人も。神聖な空気が流れてます。
寺院の裏手側にはリンガの祠も。
バプーオン
バイヨンのすぐそばの寺院。
寺院までの参道は200mほどの空中参道になっています。これをてくてく歩いていきますよ。
雨季には両側の池にももっと水が張っていい感じになりそう。
遺跡の急な階段を上っていくと中央塔へ。
中央塔はこのときは入場不可でした。
まあ、いまにも崩れそうな感じでしたしね。
この段階でもだいぶ高いので振り返るとさっきまでの空中参道を歩いてくる人がよく見えます。
ビミアナカス
そのバプーオンの敷地内から門をくぐると王宮跡へぬけます。
王宮といっても囲まれた塀以外は何も残っていなく、敷地だけがひっそりとしています。
王宮内の寺院だけが残されています。ただ、登るのは大変そうだったので外見だけ。
象のテラス
王宮の正面玄関となるテラス。
この上から改正兵を行っていたそうで。
象のテラスの名前の通り正面には像が並び、鼻が柱の代わりになっている面白いですね。
改正兵のためのテラスということもあり目の前の空間はだいぶ広いです。
象だけでなく、ガルーダも。
ライ王のテラス
こちらは6段にもなる神様の彫刻がびっしりと敷き詰められたテラスになります。
テラスは2重の壁になっていてその間の通路を進むこともできます。内部の壁にも神々の彫刻がびっしり。
基本は人型の彫刻が並びますが、ときどきナーガが出現します。
外側からもいいですが、内側の通路を進むのがなかなか楽しいですね。
名前の由来になっているライ王の像。
南大門
アンコールワットからアンコールトムへの入り口となる門。
装飾は細かく豪華な門だったろうなと感じますね。門の広さはさほどでもなく車一台がやっとです。
堀を渡る橋の両側に並ぶナーガと仏像には思わず座ってしまいそうになりますが、監視員が目を光らせてました。
勝利の門
東側の門で、3日目にタ・プロームに行った帰りに寄りました。
規模は南大門と同じくらい。この勝利の門から南に行くと死者の門というのもあるんですが、今回のガイドでは寄らず。
プリア・ピトゥ
ライ王のテラスの向いのほうにある森の中にある寺院です。
入り口では二体のナーガがお出迎え。
ほかの遺跡が割と太陽の下なのですが、ここは木々の下にあってちょっと涼しい感じで見学できます。