西オーストラリア ドライブの旅

今回のオーストラリア旅行、特にパースのある西オーストラリア州はパース周辺以外には公共交通機関はほぼないので、目的地のマーガレットリバーや南極海とインド洋の境界のリーウウィンまでの足はレンタカーとしていました。

これまでの海外旅行では公共交通機関で都市間の移動をしていたんですが、今回は初の海外でのドライブです!

 

今回の行程はこのようになっていて、短そうに見えても往復700㎞。一人で運転するのは結構疲れましたが北海道以上の広大な土地を気ままに走るのは気持ちよく大変楽しかったです! !!

マーガレットリバーで1泊して2日間の行程でしたが、見積もりは甘くてもう1日ほしかったですね。行きは休憩をはさんだとはいえパースからバッセルトン、帰りはマーガレットリバーからパースまで直行でしたので。

帰国後調べたところによると、パースとバッセルトンの間にある以下の2か所も含めてマーガレットリバー2泊でレンタカーは3日間借りたほうが良かったかもしれません。ちょっと心残りです…

・マンジュラ近郊のクリフトン湖。

 シャーク湾ほどではないですがストロマトライトの群生地があります。

・バンベリー

 ドルフィンセンター近くにはイルカがくるビーチがあって、触れ合えるらしい

 

 

さて、海外でのドライブということもあって、いろいろ準備が必要でした。

国際免許証

まずはこれがないと始まりません。

国際免許証はパスポートと日本の免許証を持って鮫洲の運転免許試験場で発行してもらいました。

申込用紙に必要事項書いたら国際免許証は即日発効され、その場で持って帰ることができます。だいだい40分くらい。こんなもん?っていうほどあっさりゲットできました。

なお、国際免許証で運転できるのは基本的にはジュネーブ交通条約を締結している国に限られます。

主に欧州各国、北米、オーストラリア、ニュージーランドなど。ま、水曜どうでしょうで運転してた国は全部入ってます(当たり前)

アジアやアフリカの国でもOKですが、結構な冒険になりそうですね(゚Д゚)

www.keishicho.metro.tokyo.jp

レンタカーを借りるとき、運転中などは日本の免許とともにこの国際免許証も携帯しなくてはいけないので、旅行の荷物に忘れなきよう。

また、西オーストラリア州の交通安全局にドライブする人へのガイドライン(日本語版)があるので目を通しておくといいでしょう。日本ではあまり見かけないラウンドアバウトの通り方も記載されています。

https://www.rsc.wa.gov.au/RSC/media/Documents/Resources/Publications/on-the-roadsJPN.pdf

 

レンタカー予約

レンタカーの予約はこちらのRentalcars.comでしました。

https://www.rentalcars.com/ja/

予約内容はメールでも来ますが、アプリもあるのでダウンロードしておくと便利かもしれません。

レンタカー各社の比較サイトで車種なども選べるので、日本でレンタカー借りる感覚でOKです。

オーストラリアでは車種は日本車、韓国車が多かったので、扱いなれている日本車をセレクトしました。あとは何が起こるかわからないので保険はフルで。

今回はパースで1泊した後に借りるのでパース市内のHertzの営業所で借ります。

受付では、国際免許証の提示とデポジットをクレジットで支払ってキーをもらい、営業所裏手の駐車場の指定の番号に停車してある車を使います。

この営業所はすぐ横をフリーウェイが通っているので市内の煩わしい箇所はすっ飛ばして1回曲がれば速攻でフリーウェイに乗れるのが魅力ですね!

ということでレンタルしたのはこちら。日産の欧州市場向けのコンパクトカーであるキャシュカイ。

日本では運転する機会はない車なので、いい経験だったのではないかと

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なお、オーストラリアではレンタカーにカーナビはそもそも付いてません。

フリーウェイに入ってからはほぼまっすぐなので必要ないんですが、街中を走ったりするときナビは必要なので、そこはgoogleMap頼みでした。

googleMapのナビをつけっぱなしで運転してましたが、車内のバッテリー使うにしてもやはり電池の消耗激しいので、帰路ではいつの間にかスマホが電池切れ起こして焦りました。万が一のモバイルバッテリーで何とかなりましたが。

 

ガソリンスタンド

レンタルした車は燃費も悪くなく結局700㎞走り抜けて、ガソリンは1/4を切るくらいでした。

オーストラリアではガソリンスタンドで給油できるオイルには5-6種類あって、車に合わないオイルを入れのはリスクなので注意が必要です。

自分が借りたHertzでは営業所で車両についてのドキュメントを受け取ったのですが、そこに記載があり、 "Unleaded 91"でした。

この「Unleaded 91」が日本でいうところのレギュラーとなるので、レンタルする車はだいだいコレだと思いますが、心配なら一応レンタカーを借りるときに営業所の人にどのガソリン入れたらいいのか確認するといいでしょう。

今回のコースは過疎地の西オーストラリア州でも比較的、大きめの街が多いのでガソリンスタンドには困りませんでしたが、パースからシャーク湾など目指し北上したり、またはウェーブロックのある東方面に行くとなると街の間隔も長くなるので、ガス欠には気を付けて運転を。

ガソリンの値段はスタンドごとにだいぶ違うので、ガソリンスタンドの位置と値段を確認するようにFuelMapというアプリを全て入れておきました。

24時間営業なのか、トイレやATMがあるのか​​などもわかるので、オーストラリアのロードトリップでは役立ちます。

fuelmap.com.au

ガソリンスタンドでの給油はセリフになり、給油後に車を止めた位置の番号をストア内の店員に告げると清算が行われるシステムです。簡単でしたw

なお、オーストラリア人は8のことは「エイト」ではなく「アイト」と発音するので、そこだけ注意ですね。

 

道路事情

オーストラリアはイギリス式の右ハンドル左側通行で日本と同じなので運転に違和感は全くないです。

またパース市内については信号もあり普通の運転でOKです。ところどころにラウンドアバウトがありますが、これも慣れれば問題ないです。

フリーウェイは基本的には110kmで走ることになります。街の周辺では50-60kmが速度制限になりその間の緩衝地帯には80kmの速度制限の標識があります。

シドニーなど東海岸には料金制の高速道路もあるのですが、西オーストラリア州はすべてフリーウェイなので料金所などもなく日本でいうところのバイパスに乗る間隔でフリーウェイに乗れます。

フリーウェイにはときどき📷マークの標識があって、これはスピードチェックしている場所の標識になります。オーストラリアはシートベルトとスピード違反にはかなり厳しいらしいのでこれを見かけたらスピード確認するのを忘れずに。

かわりといってはアレですが、オーストラリアではある程度の飲酒運転は合法となっていますΣ(・□・;)

血中アルコール濃度0.05%以下ならOKとのこと。だいたいほろ酔い手前くらいまでならOK。

ですが、日本の道交法に慣れてしまっていて怖いので結局立ち寄寄ったワイナリーではテイスティング1杯目だけ飲んで、2杯目はぶどうジュースにしてました。もう少し行けたかも?

 

またフリーウェイには数えるほどしかサービスエリアがなかったので、疲れたりしたときに見かけたら立ち寄るようにしてました。

標識ではGIVE WAYは交差側が優先道路なので一時停止、都市部の右折用の矢印信号は右折不可のときは赤い点灯なのが注意点でしょうか。

カンガルーくらいの大型動物なら気を付けますがワラビーのような小型動物はなかなか難しいですね。結局、運転中はカンガルーも見かけませんでした。

 

渋滞はパース以外では道路工事の片側通行など除いて存在しませんでした。

しかし夕方、南からパースへ向かうフリーウェイはパース手前10㎞くらいから渋滞が発生します。自分もこれにつかまってレンタカーの返金時間に間に合いませんでした。

余裕が必要でしたね。

 

機会があればまた、オーストラリア、もしくはニュージーランドあたりの左側通行で日本車が多いところで運転したいですね(^^♪