雨の京都旅 琵琶湖畔の坂本、堅田
満月寺
京都駅から湖西線に乗って堅田までまずは行きます。JRで行くと山科からトンネルに入るのでものの30分ほどで到着です。
堅田駅から満月寺までは歩くと30分ほどですが、夏の暑い盛り、バスで向かいました。駅前から浮御堂行きのミニバスに乗っておよそ10分。
バス停から琵琶湖方面へ歩いていくと唐風の門がお出迎えしてくれます。
満月寺へ来た目的はこの浮御堂。
雨でしたが湖上の仏堂が、湖面に映る様はやはり美しいですね。琵琶湖大橋の近くなのでドライブなどでなら行きやすいかもですが、なかなか公共交通機関では足を延ばしにくいので、いままの京都旅行でも敬遠してた場所です。来てよかった。
浮御堂への橋にかかる松の木は屈まないと針が刺さるくらいw
境内から橋に向かうとこんな感じです。襲い掛かってくるようですw
仏堂は写真禁止なので浮御堂の湖側に立って写真を。
一周できるのですが、結構狭いのでパノラマで撮ってみました。
雨の時は庇に開けられた穴から雨粒が等間隔に落ちてきます。
なんとなくそれを見ているだけで時間を忘れてしまいました。
境内の別の仏堂も見学しましたが、そちらは天井に描かれた花の絵が素晴らしかったですね。
朝顔、菊など日本のものからひまわりなどまで。
周辺をちょっと散歩もしてみましたが、金魚を飼育しているお店はなかなか涼しげでした。
旧竹林院
堅田から京都方面に戻ります。
大河ドラマ、麒麟がくるで今熱いであろう坂本へ向かいます。ここも駅からは退部距離があるのでバスに乗って。
向かった先は旧竹林院。
比叡山で隠居したお坊さんが住んでいたという邸宅です。
ここの見どころは緑のリフレクション。前日の瑠璃光院と同じですね。拝観料は300円とだいぶ値段に差がありますが。
雨天ということであまり人も来ず、静寂を楽しむことができました。
2階の広間もこの奥行き。
そして配置されたテーブルに映りこむ緑は素晴らしいです。
秋に来たら真っ赤に染まりそうでまた来てみたいですね。
坂本は寺社の街で街歩きも楽しそうだったのですが、雨が強くなりすぎて歩き回るのはあきらめたので。
1階の広間でも同じように庭の景色をテーブルに反射させた写真が撮れます。
2階からとは違って、石灯籠や、角度を頑張れば庭にある赤い布を被った床几台や野点の唐傘(唐傘は出てませんでしたが)も入れて赤いアクセントのある写真が撮れそうでした。
お庭も意外と奥行きあって、苔や小川など日本庭園を一通り楽しめます。
日吉大社
旧竹林院からすぐの日吉大社も見学してきました。
日本の日吉・山王・日枝神社の総本山として2000年以上の歴史があるそうで。
境内はとても広く様々な神様が祭られている社に拝殿などが多数配置されています。
参道にある鳥居は山王鳥居といい、普通の鳥居に合掌の形がくっついている珍しい形。東京の日枝神社にもあるやつで、神仏習合を意味するらしいです。
個人的には境内のあちこちを流れる水路の作りに感心するとともに、その先の川にかかる石橋がなんとも美しかったのが印象的でした。
敷地東側の二宮橋は通行不可でした。
本宮へ続く表玄関である大宮橋とその横にある走井橋は歩行可能。
特に走井橋は至極単純なつくりですが、かえってその素朴感がいい感じでした。