奥尻島その2
鍋釣岩
奥尻島のランドマークです。フェリーでたどり着く奥尻中心部から徒歩でも行ける位置にあります。
特徴的なゲート型の岩は道道からみるのもいいですが、潮が満ちていないときであれば岸壁に出てちょっと近くからも見物することができます。
角度によっては空洞部分が奥尻島の形にも見える位置があるとか。
また夜にはライトアップもされるので奥尻地区に泊まるなら日が沈んでから行くのもいいですね。僕は今回は青苗地区に宿泊だったので夜にここまで行く気力もなく見ることはありませんでしたが。
奥尻島へ日帰りで交通手段も無い人ように奥尻地区にはフットパスもあります。ちょっとし高台からの眺望もなかなか。
フットパスは青苗地区と神威脇地区にもあるので時間があればゆっくり歩くのもいいでしょう。
珠島山展望台
奥尻島は山がちの島で最高峰は神威山の584mですが、この山は航空自衛隊の基地内なので2番目に高い珠島山の展望台から島の眺望を堪能しに行きます。
宮津地区からの坂をスクーターで登ること20分ほどでたどり着きます。
この道路は桜並木となってました。GWの時点ではちらほら咲いている程度でしたが5月中頃にはいい感じになってそうでしたね。
珠島山頂上の展望台に到着。
展望台前には小さな駐車場のみ。ここに来る間も誰もいなかったですが、その分景色は独り占め。
こちらは島の北側を望みます。日本海の向こうにうっすらと北海道本島、せたな町です。日本一危険な神社、太田山神社を持つ山々ですね。
こちらは南側
うにまる公園
再び道道39号に戻って宿のある青苗地区へ向かう途中にある公園。
道道から少し登ったところに、巨大なうにのモニュメント。これも夜はライトアップされるそう。
そして傍らにはタイムカプセル。
またヘリポートのほか、今は閉館された博物館があります。奥尻島出身の佐藤義則の展示室。現在は道道39号沿いに博物館は移っているそうで。
ヘリポートはうにまるくんのマーク。
この辺りは廃墟感漂う風景で好き者にはたまらんスポットですね。
廃墟はもうひとつありますが、それは次回辺りで。
青苗地区
青苗地区には奥尻島を知るきっかけともなった北海道南西沖地震の資料館があります。
また奥尻島の空の玄関口となる奥尻空港があり、奥尻地区と二大集落を形成してます。
地震の時には奥尻島でもっとも被害の大きかった場所で、資料館のあるあたりまで民家があったのですがすべて流されてしまって今のようになっているなど、地震の記憶を含め奥尻島の縄文時代から現代までの歴史を学べる場所となっています。
資料館の周りは公園になっていてモニュメントなどが鎮座しています。
こちらは地震の犠牲者の鎮魂のモニュメント。震源地の方角へ向いています。
この塔は明治時代に座礁したイギリス船の救助を行った記念として戦前に建てられた塔で、地震の際にも倒壊することなく立ち続けていたという記念碑。
時代の変革を見てきた貴重なランドマークですね。
資料館内には縄文時代から現代までの島の歴史が収められた展示で歴史の流れを時間できるものとなっています。
島内から発掘された古代の遺物も展示されてます。
青苗地区の漁港には自身の備えとして避難できる人工の高台が設置されています。
非常時以外は閉鎖されていますが、ほかの港町では見られない光景はなかなかに貴重ですね。