スプリト観光1
スプリトは古代ローマのディオクレティアヌスの宮殿が残る世界遺産の街で、陸路でザグレブからドブロブニクまで行くなら中間になるでしょうか。
鉄道もこのスプリトまでは通っています。
スプリトでは旧市街からほど近い住宅地で部屋を借りて2泊しました。
市場
旧市街の宮殿の外側の広場に朝市と魚市場があります。
魚市場で朝ごはんとしてマグロの切り身を調達しました。日本から持ってきた醤油で刺し身、そしてマグロステーキには朝市で買ったレモンを添えて。
買い物しなくても外国の市場はその土地の特産物や人々の活気を直に感じることができるので楽しいですよね!
聖ドムニウス大聖堂
スプリト旧市街のランドマークでもある最も高い塔が建つ大聖堂です。
この大聖堂の正面の広場は段差があって、観光客の休憩場所として賑わっています。
ちなみに座布団が置いている場所はカフェのオープンテラス。ここで1杯のコーヒーも良いですよ。
塔に登ってみます。
内部はローマ時代の柱に囲まれてとても開放的。階段登りながらでも常に外が見えるので、今まで登ってきたいろんな塔と比べても楽しく登れます。
島の奥には大聖堂内部。
パンテオンを彷彿とさせる見事なローマ調のドームで大きくはないんですが天井に吸い込まれそうな感じです。
後にキリスト教の大聖堂に変わったそうで、そういった遷移はスペインとかで見かけるイスラム調のキリスト教教会などとも通じる不思議な感じがします。
地下には世界中からの手紙を受け取っているマリア像と地下室を汲む井戸。
聖堂内と比べてあまり見る人がいないのが非常に静粛な感じでした。
前庭
正面の青銅の門から大聖堂へ通づる道にあるドーム状の広場です。
ここは声がよく響く事もあって滞在中には、合唱団のコンサートを行っていました。2日ともやっていたのでいつもここで営業してるのかな。
バリトンの聞いた素晴らしい歌声で、聞き入ってしまいましたよ。
青銅の門
地下街になっており、お土産屋が並んでいます。ショッピングゾーンですね。
琥珀や宝石類などアクセサリー系が多かったです。
このショッピングモール自体が古代ローマの遺跡で、お店よりも柱や天井に目が言ってしまいますね。
この一角からは宮殿の地下遺跡の見学コースへ続いていきます。
ある程度の補修はされていますが、安定して居るところは崩壊したままで廃墟感が素晴らしいですね。
洗礼堂
ユピテル神殿として作られた後にヨハネの洗礼堂へ変わった場所。
中央に置かれた洗礼盤の彫刻が素晴らしいので見学しておくべき場所ですね。小さいので見学には10分もかかりませんが。
ツァヴタット街歩き、そしてスプリトへ
ドブロブニク最終日は15時に港を出る高速フェリーに乗って、古代ローマの宮殿の残るスプリトへ向かいます。
スプリトまでの移動手段にはバスもありますが、いろいろ比較の結果フェリーにしました。
バスでもアドリア海沿いの道をひた走るので車窓は楽しそうなんですが、多少高くても結局船を選択。
晴れてて海も荒れていませんでしたので船旅は快適。途中アドリア海の島々も寄るのでそれぞれの旧市街なども眺めることができます。
特に、フヴァールの活気ある黄昏時、海に突き出た城壁の街コルチュラは時間があれば立ち寄りたいほどでした。
バスの場合だとボスニア・ヘルツェゴビナに一瞬入国するため入国審査がある点、バス故に座席から離れられない点などがマイナスポイントでした。タイムテーブルによると移動時間はバスもフェリーもおよそ4時間半で同じでした。
そんなわけで、アパートをチェックアウトした後に新港へ向かいます。
スーツケースについてはフェリーのチケットを買ったところで預かってもらうことができました。こちらのトラベルセンターです。
フェリー乗り場からはバスターミナルやスーパーも近いのでいろいろ便利でした。
荷物預けたあとはバスターミナルへ。
そこからツァヴタット行きの路線バスの10番に乗ります。
移動時間はおよそ30分。終点まで行きます。
ツァヴタット
ツァヴタットはドブロブニクからは空港の手前くらいにある小さな港町。
ドブロブニクに比べるとやはり観光客は少なく落ち着いた街並みの中を散策できます。
街歩きのお供、レモンのジェラートも美味い!そして、ドブロブニクより物価も安かったw
小さな町の小さな港。クルーズ船も個人所有の小型のものが多いです。
マリーナの一角は仕切られてて水球場になってました。地元の子達も練習に来てましたね。夏でしたし、ここへ来て海水浴するのもいいでしょうね!恐ろしくきれいなエメラルドブルーの海で胡蝶でなく船が浮かんで見えます。
マリーナの端にあるのが雪の聖母教会。
ステンドグラスの形も雪の結晶っぽい。
旧市街から突き出た岬を一回り。30分もかかりません。
岬の遊歩道には松の木の並木になっていて、思わず伊豆の海岸を歩いているみたいな感覚にww
途中開けたところでも海水浴を楽しむ人が寛いでいたり。
岬の先端には防空壕?
そんな岬の最も標高が高いところにあるのがラチッチ廟と墓地です。
ズバリこの街に来た目的はこの墓地を見学することです。
ザグレブのミロゴイ墓地は厳粛な美しさですが、こちらは輝く太陽と海を見下ろす大変風光明媚な墓地で、ここで眠れるのはもう一種の幸せではないかと。
墓地の正面に建つラチッチ廟の中も見学できました。
小さな八角堂に差す光から浮かぶ像もまた見どころです。
街のなかも石の道に南国の花が彩られて隠れ家的リゾート感を満喫できる街でした。
もしドブロブニクに来てちょっとでも余裕があたら足を運んでほしいです。
断崖の港町コトルへ
ドブロブニク3日めはお隣の国、モンテネグロのコトルまでの日帰り旅行。
ドブロブニクのバスターミナルからコトルを通りブドヴァまで行く長距離バスが出ておりこれに乗って片道3時間ほどの旅です。
モンテネグロも旧ユーゴスラビアの国ですが、ユーゴから2度の独立を経て別の国となっているので国境ではパスポートチェックがあります。旅行した2015年の2年前にEUに加盟してたクロアチアですが、モンテネグロは加盟国候補。スタンプもEU共通のもではなく独自のスタンプでした。
ただ、クロアチアはEU加盟国ですが通貨は自国通貨のクーナを用い、逆にモンテネグロは独立も最近で自国通貨がないためユーロを使います。
クレジットカードも使えるので、以前の旅行で余ったユーロで事足りましたが。この辺りちょっと複雑でしたね。
モンテネグロへのバスの車窓
ロクルム島前のクルーズ船
ロクルム島の砦
ドブロブニクの街の遠景
そして、新市街にかかる高速道路の吊り橋。バスターミナルは新市街にあり、そこから山の上を走る高速へ乗ります。
モンテネグロ側に入った後は奥地へ入り組んだ地形となるコトル湾沿いをひた走ります。
コトル湾の一番狭いところを結ぶ連絡船。このコトル湾には対岸へ行く橋は一切ないので連絡船が唯一の手段になります。自分たちのバスはこれには乗らずひたすらぐるりと湾を回っていきます。
島にはそれぞれ教会が経ってます。この車窓のあたりの街から渡し船がありますが、今回はパス。モンテネグロ1泊ならぜひ行きたかった。
城壁への道
コトルの街を一望する旧市街の背後の山の上にあるサン・ジョヴァンニ城へ続く道。3ユーロで旧市街の奥から入りひたすら階段を登ります。
山頂への階段の遠景。
まずはちょっと登ったところ。ここからでも赤い屋根の旧市街は楽しめます。
階段はこんな感じ。階段は大きくないですが山をギザギザに登っていきます。
時々休憩を挟むといいでしょう。
頂上まで登ると最低でも片道2時間はかかるこの山道、自分たちは中腹の救世聖女教会までで折り返しました。ここまでならスムーズに行けば30分かからず登れるでしょう。
教会から見るとこの景色。
おまけでもう少しだけ登って教会と旧市街。
猫の街
さて、このコトルもドブロブニク同様に猫の街でした。
旧市街には多くの猫が闊歩したり休んでいたり。実に飽きない街でした。やっぱ泊まるべきだったなあ。
旧市街
聖トリブン大聖堂の前の広場のレストランでお昼ごはん。
コトル湾の魚介を頂きました!!
帰りのバスまで旧市街を散歩。
コトル旧市街は2面を100mほどの城壁、背後に山に囲まれた正三角形をしており散歩も本当に気軽にできます。
広場は先程の大聖堂ともう一つ聖ルカ教会前くらい。でも細い路地も多いのでなかなか楽しめますよ。またモンテネグロもワインの産地ですので、ワインショップでなかなか日本では見かけないモンテネグロワインをお土産にしてきました。
このルカという白ワインを購入してきました。
赤ワインももちろん作っていて、いろいろ迷ってしまいました。
城壁の堀にはなぜかジョーズがww
おまけ(ドブロブニク夜景)
コトルからのドブロブニクへの戻りは夕方。
そのまま夜の散歩へ。
ドブロブニク2日め ロクルム島
ロクルム島
ロクルム島はドブロブニク旧港から連絡船で20分ほどの自然豊かな島です。
島の中には森の中に修道院や砦の跡など見どころもあり、半日ほど過ごしてました。
旧市街からロクルム島までの航路は城塞を海から見るので、また違ったドブロブニクを感じれます!
20分ほどなので缶ビール1杯飲みながらの船の旅、楽しんできました。
緑がいっぱいのロクルム島に近づきました。遠くにあるのが旧市街
島内の修道院はボタニックガーデンの中に。
すでに廃墟ですが、放たれている孔雀も居るなどなんとなくオリエンタルです。
そんな修道院近くのレストランでお昼ごはん。なんとなくトロピカル
火サスのクライマックス的な絶壁ww島の西側にあります。
崖ばなりじゃなく、水遊びできるところもありますよ。
また島の南端はヌーディストビーチになってます。
写真はその手前ですが。現地には数名ヌーディストが焼いてましたww
クロアチアのアドリア海沿いは、こうしたヌーディストビーチの先駆けらしく国内のいろいろな場所にあったらしいです。
そして個人的にロクルム島最大の楽しみだったのが、この島内にある湖。
地下で海とつながっているので淡水じゃないのですが、非常に穏やか、かつ森に囲まれた野性味あふれる天然プールでじっくり泳いできましたよ。ちょっとした岩からの飛び込みとかもww
9月とはいえ気温は十分でしたしね。
自分は水着着込んで行っちゃいましたが、更衣室は少し歩くとありますので安心を。
Restaurant Marco Polo
この日の夕食。
聖ヴラホ教会の裏手の路地にあるレストラン。雰囲気良かったので入ってきました。
ドブロブニクでは基本魚介ばかり食べてましたが、ここのも美味しかった!クロアチアワインがやはりとても合いますね!
ドブロブニク2日め 旧市街を城壁から
城壁散歩
ドブロクニク滞在2日め、まずは城壁をぐるっと散歩です。
この日はドブロクニク旧市街中心の観光でもあるのでドブロクニクカードを購入です。
市内のバスなどの交通機関の他、この城壁、博物館などいくつかの施設の入場が割引に。
城壁は旧市街をぐるりと2kmほど囲んで小1時間ほどの散歩です。
山側から街を見渡すと海まで続く赤い屋根が南欧の風を感じる風景すぎていつまでも見てられます。
城壁にはところどころ見張り塔が。その中から窓越しに見る街もまた良い。
見張り塔の高いところから街を見渡しす。空が高い。
そして、プラツァ通りもピレ門の上から見るとまた、雰囲気が違いますね。
今度は海側の城壁へ。向こうに見えるロヴリイェナツ要塞もドブロブニクカードで見学できます。
城壁と旧市街の間にはときどきこんな廃墟が現れます。
これらは先のユーゴスラビア紛争の傷跡そのまま。つい20年前は紛争中だった街がこんなふうに観光で気軽に来れるようになって。でも砲弾のあとなんかはよく探すと街中にも見受けられました。
ぐるっと回ってマリーナ側。
青空市場
平日お昼前に来てみるとまだ果物野菜などのお店は出てました。
ワインの産地だけあってぶどうなど美味しそう!
ロヴニイェナツ要塞
ピレ門をでて旧市街の外側にある出城となっていた要塞で、こちらも見学しました。
内部には余計な展示物は一切なく無骨な要塞内を見学していきます。
対岸に見える旧市街。広めの壁とテラスのおかげでじっくり腰掛けてたそがれることもできますよ!思わず昼寝してしまいそうなくらいw
ドブロブニク観光1日目 ドブロブニク旧市街散歩とスルジ山
ロカンダ・ペスカリヤ
ドブロブニクの旧港にあるレストランで、滞在中何回か利用しました。
前回の日記に書いたとおりテラスで食事してると猫が寄ってきます(ΦωΦ)
食事はやはり港町だけあって海鮮モノが美味しいです!
特に、アドリア海のカキ養殖で有名なストン産の生牡蠣は小粒ながらなかなかのなかなかのミネラル。美味い!
旧港には遊覧船、個人のクルーザーにロクルム島行きのフェリーなども停泊します。
この港から見るアドリア海と山は流石に絵になります。
ジェラート屋にカフェなどもあって歩き疲れたあとにゆっくりするのが最高ですね。
聖ヴラホ教会
旧港側にはスポンサ宮殿やレクター宮殿など往時の行政中枢の建物が残ってますが、その広場にある教会です。
訪問したのは2015年ですが、その後スターウォーズEP8「最後のジェダイ」のロケ地にもなったそうで。
聖母被昇天大聖堂
レクター宮殿側の広場、旧港から旧市街に入ると建つ大聖堂です。
こちらのほうが聖ヴラホ教会よりちょっと古い建物。
内裏のモザイク画が印象的。
教会前の広場にもレストランたくさん
この付近にある青空市場が開かれる広場から聖イグナチオ教会への階段は、ドブロブニクの街を象徴するような風景ではないでしょうか。
ドブロブニクは東西に伸びるメインストリートから南北への縦の道は高い城壁へつながる上り階段が続いている地形となっていて、階段を登り終えて振り返ると眼下に街が広がる感じで思わず階段に腰掛けてしまいますね。
ここは大きな階段ですが、路地の階段もまた素晴らしい。
メインストリートのブラツァ通りを進みピレ門へ。
ピレ門側にあるフランシスコ会修道院の壁には謎の台が。この上で立つといいことあるらしいパワースポットなんですが、もうかなりすり減ってて立つのはかなりバランス難しいですww
ピレ門。
ブラツァ通りの長さはせいぜい300m。城壁内の旧市街はそんなに広くはないのでもし見て回るだけならさほど時間は取らないでしょう。
スルジ山
夕方、夕日を見るためにドブロブニクの裏山へロープウェイに乗って行きます。
夕陽はちょっと旧市街とは別の方向へ
頂上から。
まずは展望台から
崖の部分へは柵などないので自己責任で進んでください。
飛行機から見えた巨大クルーズ船。
滞在していると夜の帳が降りてきました。
D'VINO WINE BAR DUBROVNIK
お昼はたくさん食べたので夜はワインバーでクロアチアワインを楽しみます。
ダルマチア地方のワインを飲み比べセット(赤)
ダルマチア地方はクロアチアのワイン名産地の一つでもあるんですが、島、海岸、そして山を挟んだ内陸部でブロウの品種も異なり様々なバリエーションを楽しめます。
ワインとチーズで優雅な夜でした(割とリーズナブルでしたがw)
夜の街を散歩しつつ、1日目は終了
食後のデザート🍦
ジェラート屋は結構夜遅くまでやってて、しかも美味しいんで旅行中しょっちゅう食べてましたww
この景色の中、ジェラート食べながらアパートに帰るまでのひとときを。
猫の街 ドブロブニク
ドブロブニクは港町ということもあってか、とても猫の多い街でした。
いくつかの猫スポットもあって旅行中はこれらのスポットを毎日通っていたりww
思えばヴェネチアでも漁師の島であるブラーノ島も猫が多かったですし、アドリア海はそういう土地柄なのかもしれません。
ドブロブニクは観光地なんですが、あまり猫を気にかける人は多くないのか見かけた猫はほぼ独占してカメラに収めることができましたww
猫好きには天国のような街なので、おすすめです!
ドブロブニクのメインストリートから何本か下った道にある協会。
教会敷地内には何匹も寛いでます。
そして、2箇所目はマリーナの先、城壁の外側から灯台までのエリア。
こちらは街の外れということもあって毎日通うことはなかったですが、海と猫という最高のコラボレーションが楽しめます。
マリーナのレストランのテラスにも多いです。観光客も多いんですが、そんなことは記にせず悠々と暮らしてますw
そんなドブロブニクの猫たち。
マリーナのレストランにて。
先ほど紹介した教会。
ここはほんとに多かった。天然の猫カフェです。
ピレ門から城壁沿いに外周を歩いたところ
街なかで
夜のドブロブニク旧市街
アパートから旧市街への通勤路にて子猫と遭遇。
ベンチでグッスリ
外壁から灯台への道