トリエステ夜の散歩

トリエステの夜はハロウィンイブということで、イタリアの果てであるにもかかわらず仮装の家族連れや若者で賑わってました。

そんな夜の街を散歩。

 

の前にバスターミナルまで行って翌日のスロベニアのコペル行きのバスの時刻表を確認。スロベニアもシェンゲン域内なのでパスポートチェックなどは無く、国境を超えるバスも1日に10本ほどある模様。

ホテル予約しているピラン直行のバスもありましたので、そのくらいに時間に出ようかな。

 

黄昏時の港

そして日は沈み、夜のトリエステの散歩開始です。

トリエステ沿岸は工場も多いので、夜のクルーズとかあったら楽しいかもしれませんね。川崎みたいに。

日が沈んだ後のグランカナル

 

市庁舎前

市庁舎はことさら輝いてました!

港沿いにかつてあった駅舎跡。

現在は文化会館になっているみたい。

 

夕ご飯はオーストリア名物、カツレツを。

量が多すぎたw

 

あまったのを包んでもらって、トリエステ地ビール

そして、前年のクロアチア旅行でも頂いたサン・セルヴォロで晩酌です。

 

トリエステ2 カフェの街

カフェ巡り

トリエステはかつてオーストリア帝国の貿易港だったことから本国同様のカフェ文化が発達した街でもあります。

イタリアとなった後にも世界的なコーヒーブランドのilly創業の地で本社に工場もトリエステにあります。

そんな街なのでカフェもあちこちにあります。イタリアの街というとバールがあちこちにあってビールやワインを引っ掛けて回るんですが、この街はカフェ巡りですね。

観光案内所でカフェ巡りのチケットを購入すると市内8箇所でカウンター越しにそれぞれの店でコーヒーを6杯まで飲めますので、これでカフェ巡りしました。

カフェによってはコーヒーにチョコレートも付きますよ。

市庁舎と港

トリエステの中心地のウニタ・ディタリア広場とその奥に建つ白亜の市庁舎。

多くの人で賑わってます。そのまま海まで広がるこの感じの広場はヴェネチアサンマルコ広場を思い出しますな。

そのまま港沿いを散歩。時刻も夕方に近づいて夕日が綺麗。

特に広場近くの桟橋は絶好のサンセットポイントでした!

トリエステ=オピチナ・トラム

トリエステから郊外のオピチナ地区を結ぶ路線で、路面も走るトラムかつオピチナ地区がちょっとした山であるため、専用起動に入るとケーブルカー形式となる大変珍しい路線です。

これは鉄道好きとしてぜひ乗ってみたかったのですが、旅行をした2016年10月を遡ること2ヶ月前に衝突事故を起こして運休中だそうで・・・残念。そりゃ始発駅の停留所で待ってても来ないし、キオスクの人にチケットくれって言ってもバスチケット寄越そうとするわけですわ。

路線沿いに歩いていると路面から専用軌道に変わるところに車両があったので、それだけ見学してきました。

専用軌道に乗るところでトラムにケーブルカーを連結して標高300mまで登ることになってます。

ちなみに調べると2020年には復旧する予定だそうで。いつか再訪したいなあ。

 

 

トリエステ1 サン・ジュストの丘

ヴェローナの次に訪問する街はイタリア東の端、イストラ半島の付け根のトリエステです。

大きな港があるのが特徴で、それ故に昔から貿易などで重要な都市だったようです。

アドリア海トリエステ湾沿いにイタリアの国境が突き出た感じになってますが、中世はオーストリア・ハンガリー帝国、近世でもWWⅡ後にユーゴスラビアとの帰属問題が生じたという地域です。

トリエステまでの移動は、まずヴェローナからヴェネチア・メストレまで高速鉄道で行き、メストレ駅でローカル線の快速列車に乗り換えて終点のトリエステまで2時間弱の旅となりました。特にモンファルコネからトリエステまでの路線はトリエステ湾沿いに走ることもあってなかなかの車窓を楽しめます。

 

カナルグランデ

トリエステの街で特徴的な港から真っすぐ伸びた運河で、その先には聖アントニオ教会が建ちます。運河の水面に建物の影が反射する穏やかに晴れた日の訪問できれいな場所でしたね!

運河の中心には歩行者用の橋もあり、ホテルが近いこともあって何度も足を運んでしまいました。

サン・ジュスト

トリエステの高台に建つ城まで坂と階段を登っていきます。

バスもあったのですがいい感じの時刻になかったので。市庁舎などがある街の中心から10分ほどです。

城の手前の公園は古代ローマ神殿だったのか、その時代のものと思わせる石柱が立ち並ぶ面白い光景でした。

古代ローマを堪能した後、いよいよ城の中へ。

 

城壁沿いは歩くことができて、トリエステ湾の眺望を楽しめます!

この日は雲もなく空も海もいい青でした。

城内は城壁沿いにぐるっとひと回り、真ん中は建物もなく広い広場でコンサートとかにも使えそうな感じ。

サン・ジュスト大聖堂

城とローマ遺跡の隣、市内からのバスもこの大聖堂の横に停車します。

城へ向かうために大聖堂の正面までの階段を上がって来ましたが並木を眺めながらなのであまり疲れも感じませんでしたよ。

サンジェスト大聖堂の起源は古くローマ時代の神殿跡に14世紀に建てたそうです。

 

 

教会内部のフレスコ画とモザイク画は素晴らしいの一言。

入場料取ってもいいんじゃないかと思うほどでした。金の他にも紫紺のモザイク画というものなかなか珍しかったですね。

 

ヴェローナ2 旧市街散歩

ヴェローナの夜景

夜のヴェローナの散歩も楽しいです!

円形闘技場はじめ旧市街内はライトアップがされて幻想的。

夏季にはこの幻想的な円形闘技場のアリーナで演劇も行われるそうで、それはまた行ってみたくもありますね!

円形闘技場のあるブラ広場にあるヴェローナ市役所。

ローマ神殿を思わせるファサードとエントランスへの階段は寛ぎの場ですね。

ヴェローナのドゥオーモ。

夜になっても見学できました。

 

カステル・ヴェッキオ橋。

ライトアップされた夜もまたいい感じです。川沿いの散歩の終着点ですね。

Il Cappello Di Giulietta

ヴェローナで止まったゲストハウスです。

ジュリエットの家の斜め向かいくらいの立地でめっちゃ便利でした。朝ごはんも提供されます。毎朝シフォンケーキが出てきましたww

 

お昼の散歩

エルベ広場。

いつでもにぎやかな場所で、市場もたってましたね。

アディジェ川。

秋もちょっと深まった頃なので川岸の紅葉の並木道も良かったです。

小高いところはローマ劇場と修道院、一番高いところにサン・ピエトロ城があります。

 もう一つの一段高い丘にはルルド教会が立ってます。

ピエトラ橋。川がカーブしているところにかかる歩行者専用橋。旧市街へのゲートのような役割もあったんでしょうね。

ちょっと裏路地行くと秋とはいえ花に飾られた道になってました。

 

 カステル・ヴェッキオ橋の昼間の風景。新市街側は川の近くまで降りることができます。

ブラ広場。旧市街で一番広く各所へ行くバスもココを起点にすることができます。

そのバスで向かったルルド教会。教会は新しいのですが、その教会区域への塀には蔦がびっしりでいい感じです。

休憩がてらのバルで生ハムを美味しーーーー

ヴェローナ1 ヴェローナカードで観光

ヴェローナはまる1日観光する時間を取ったので、バス乗り放題、観光施設に無料(または割引)で入場できるヴェローナカード24時間券を購入して街を散策です。

バスは旧市街内ならあまり使わないですけどね。

visitaly.jp

ジュリエットの家

シェイクスピアの戯曲、ロミオとジュリエットのモチーフとなったカプレーティ家の屋敷です。ヴェローナ円形闘技場とジュリエットの家は必見ですね。

対立していたロミオ側のモンテッキ家もヴェローナに存在してますが、そちらは個人所有の家なので見学はできません。

ジュリエットとロミオの逢瀬のバルコニー。

映画、アニメなどでおなじみの絵ですね。おお、ロミオ!

あ、この方は観光客の方なのでww

このバルコニー下のパティオにはジュリエット像が。

多くの観光客が恋愛祈願のためにジュリエットの胸を揉んで(触って)いきます。

自分も触ってきました。みんなが触るものだから胸のあたりは色が磨き上げられて居ますよw

写真では見えませんがこのジュリエット像の右手側にはジュリエット家の鉄門があるのですが、恋人たちの聖地にありがちな南京錠があちこちに。

ジュリエットの家内部へは有料で見学できます。

中世の貴族の屋敷という内部はロミジュリモチーフの絵画の他に、その次代の服装なども。この辺の展示はロミジュリ感出ますね。

そして、例のバルコニーにも入ることができます。ここから中庭を見ると気分はジュリエットですわ。思わず左手を胸に手を当て右手を差し出してしまいそう。自分♂ですがww

 

 

ローマ劇場

ヴェローナの旧市街を囲むアンティジェ川の向かいにある紀元前1世紀の古代ローマ時代の屋外劇場があります。

川を渡ってまで観光する人はそんなん居いないのか、こちらはあまり混雑してませんでした。

青空のもと、劇場に腰掛けゆっくりする人もちらほら。

劇場上部には修道院と考古学博物館があって同じチケットで見学できます。

エレベーターもあったのですが、階段で登ることに。徐々に目線が高くなっていくので、そのうちヴェローナの街を見渡せるようになります。

 

このローマ劇場の上の高台まで階段で(またはケーブルカーで)登るとサン・ピエトロ城があります。この城の正面から眺めるヴェローナの街もまた絶景。

円形闘技場

ローマのコロッセオを二回りくらい小さくしたような規模の22,000人収容可能な円形闘技場です。(最近ローマのコロッセオを見てきて巨大さに圧倒されたので)

本来なら3階構造なのですが、12世紀の地震によって外壁の3階部分はほんの一部を残して倒壊したのだとか。

それでもココまできれいな状態で残っているのは珍しいそうで。ローマ、ヴェローナを除けばプーラなどが有名でしょうか。

入り口から入り競技場であるアレーナを見てみます。古代の剣闘士の気分でドキドキしますね。

南側と北側の入り口からそれぞれ。

 

夏シーズンではこのアリーナで演劇が行われるそうで。それもまたロマンがありますね。秋も深まる10月末でしたのでイベントはありませんでしたが、内部に入って客席部分を登っていくとやはりその大きさに感心です。

先程行ったローマ劇場よりスケールが違いますね。

3階層部分の一部残っているはこれだけ。ただこれがまたこの古代建造物のアクセントになってますね。

アリーナ部分はほぼ平らなので子どもたちが楽しそうに走ってましたよ。

カステル・ヴェッキオ

旧市街西側の中世の古城。

正面からの印象はなかなか無骨な感じですが、内部は美術館になっています。

城ということもあり美術品の中には武具の展示も。

特筆は美術館を抜けた外壁部分ですね。積み上げた煉瓦造りの物見塔や城壁の外周は、城としてなかなかの機能美を見て取れます。

 

そして川沿いの城壁からは中世では街への城門の役割も果たしたであろうスカリジェロ橋を上から見ることができます。

ヴェローナ円形闘技場のあるブラ広場のほかにもこの橋のまた素晴らしいポイントですね。

城の見学を終えた後は城の脇からこの橋を渡ってみます。

 

Santuario della Nostra Signora di Lourdes

ガイドブックなどには乗っていないのですが、ローマ劇場や川沿いを歩いていると目につく丘の上の教会のドームが気になって向かってみました。

バスの70番が割と近いところまで登ってくれるのでそれで向かいました。せっかくのヴェローナカード、バスも使わないともったいないですしね。

教会自体は整然とした近代建築です。人も少ないので静かな場所です。

夕方で靄が出てきてしまったのですが、街のどこからでも見える場所だっただけに景色は素晴らしかったです。

もしヴェローナ訪問で時間があるのなら訪れてほしいですね。

ランベルティの塔

ジュリエットの家の近くの市庁舎のあるエルベ広場に建つ塔です。

この塔にルルド教会から戻って更に夕暮れ時になったタイミングで訪問しました。

エレベーターもあるので体力使わずパノラマを堪能できます。

赤い屋根の街が夕方で更に赤くなる姿は美しかったです!

日が沈みかけたあたりまで滞在してしまいました。

 

アドリア海、イストラ半島への旅

2016年10月末からイタリア、スロベニアへ旅行してきました。

前回に記事に書いたクロアチア旅行が素晴らしく、そのときに行かなかった地域のイストラ半島へ行ってみたかったので、この旅行の計画を立てました。

季節は秋も深まったところ、イストラ半島ではトリュフの季節でもあります。そんな食も目当てで行ってきました。

スロベニアクロアチアへのいい便がなかったので、この旅行ではミラノINヴェネツィアOUTとしました。

 

訪問した都市は以下。

ヴェローナ

ミラノからヴェネツィア手前の街。

シェイクスピアの戯曲、ロミオとジュリエットの舞台でもあり、ローマ時代の円形闘技場が旧市街の中心にある街です。

ミラノからヴェローナへ行き、まずはここで2泊。

トリエステ

ヴェローナからヴェネツィア・メストレ駅経由でイタリアの東の果てのトリエステで1泊。

ここはカフェ文化の街でした。

・ピラン、イゾラ、コペル

トリエステから国境を超えてスロベニアへ。

ピランに2泊しつつ、スロベニアのイストラ半島の街を散策。

ヴェネツィア

ラストは再びイタリアに戻りヴェネツィアへ。

 

航空会社はエディハド、アブダビ経由です。

イタリアのフラッグシップ、アリタリア航空はエディハド傘下となっていて、イタリアへの航空券でお買い得なのを探すとエディハドは有力候補になります。

中東経由なので時間はかかりますが。

アブダビ空港ではラウンジがいい感じです。

バーカウンターではスパークリングワイン、ビールからカクテルまでスタッフがその場で用意してくれます。またシャワーもあるので長時間のフライトからのリフレッシュも可能です!

このラウンジは日本の便が到着出発するゲートにほど近いのもポイントですね!

 

さて、ミラノ・マルペンサ空港からはまずミラノ中央駅へ向かいます。

空港からは直接他の都市へは行けず、マルペンサエクスプレスでミラノ中央駅を経由するか、バスとなります。

トリノなどへいくにはバスでいいかもしれないですが、今回はヴェローナへ行くので。鉄道をチョイス。

 ミラノ中央駅はさすが大都市、人でごった返してました。

 

ミラノ中央駅ではトレニタリアのきっぷを購入してヴェローナへ。

その前にSIMを購入。

空港から鉄道駅までのルートでは見かけなかったので。

ただ、イタリアのVodafoneのSIMは開通までになにやらすごい時間がかかりました。

すぐネットに繋げられないのでその間はだいぶストレスでしたね。

他の会社のSIMか、ヨーロッパ周遊SIMなどを日本で購入しておいたほうが良かったかもしれません。

このときはイタリア、スロベニアの2カ国だったので、MightySIMも購入しておきました。

 

ヴェローナの街

ジュリエットの像の近くのB&Bを取りました。

ジュリエット像は夜でも大人気、その入口には世界中からのカップルの落書きなどがびっしり。

 

 

なお、10月も終盤での訪問だったこともあり、旧市街の広場ではハロウィンマーケットが開いてました。

 

 

このハロウィンが後々アクシデントになるとは。。。

プリトヴィツェ湖群国立公園

クロアチアラストの目的地はプリトヴィツェ湖群国立公園

エメラルドの湖、そして100近くの滝が織りなす景観を見てきました。

スプリトからザグレブに戻って、公園へはザグレブからバスで往復してきました。ザグレブのバスターミナルを8時頃出て到着は10時過ぎくらい。

公園は南北に伸びていて、自分たちは北側の下湖群に近い入口1で降りて、散策後上湖群側の入口2で帰りのバスに乗り込むコースで。

まずは下湖群にある滝を目指します。

目指す先の滝。あそこまで降りていきます。

このエメラルドグリーンが素晴らしい。天気はこのときは小雨後の曇りでちょっと微妙。

湖にはカモや鱒など。水が澄んで底が見えるほどなので魚の大群も手づかみできそうw

目的の滝、ヴェキリ滝。

公園内の滝では一番の規模で何条もの水が落ちてきてます。マイナスイオン体中で受けられますよ。遊歩道のコース的には入り口からココまで来た後、また戻ることになるのですが見る価値ありです。

 

滝を見た後は一旦崖上まで階段で移動。

下湖群を上から俯瞰で見ていきます。

登りきったところで晴れてきた!良し!

上下の移動ではこのような洞窟も通ったりでなかなか楽しいですよ。体力は使いますがw

 

ここから上湖群へいくに向かい湖の水面は少しずつ高くなっていきます。

湖と湖をつなぐ小さな滝や渓流は日本でもよく見る風景かもしれませんね。有名所では奥入瀬渓流とか。

 

湖畔の遊歩道は湖上に設置されている部分もあってなかなかフォトジェニックですね。

一番大きいコヅィヤク湖には遊覧船がありましたのでそれに乗ってもう一つの公園入口方面に向かいます。

 

お昼ごはんは船着き場のある公園入口にあるレストハウスで。

湖産と思われる鱒のグリルを頂きました。