西オーストラリア ドライブの旅
今回のオーストラリア旅行、特にパースのある西オーストラリア州はパース周辺以外には公共交通機関はほぼないので、目的地のマーガレットリバーや南極海とインド洋の境界のリーウウィンまでの足はレンタカーとしていました。
これまでの海外旅行では公共交通機関で都市間の移動をしていたんですが、今回は初の海外でのドライブです!
今回の行程はこのようになっていて、短そうに見えても往復700㎞。一人で運転するのは結構疲れましたが北海道以上の広大な土地を気ままに走るのは気持ちよく大変楽しかったです! !!
マーガレットリバーで1泊して2日間の行程でしたが、見積もりは甘くてもう1日ほしかったですね。行きは休憩をはさんだとはいえパースからバッセルトン、帰りはマーガレットリバーからパースまで直行でしたので。
帰国後調べたところによると、パースとバッセルトンの間にある以下の2か所も含めてマーガレットリバー2泊でレンタカーは3日間借りたほうが良かったかもしれません。ちょっと心残りです…
・マンジュラ近郊のクリフトン湖。
シャーク湾ほどではないですがストロマトライトの群生地があります。
・バンベリー
ドルフィンセンター近くにはイルカがくるビーチがあって、触れ合えるらしい
さて、海外でのドライブということもあって、いろいろ準備が必要でした。
国際免許証
まずはこれがないと始まりません。
国際免許証はパスポートと日本の免許証を持って鮫洲の運転免許試験場で発行してもらいました。
申込用紙に必要事項書いたら国際免許証は即日発効され、その場で持って帰ることができます。だいだい40分くらい。こんなもん?っていうほどあっさりゲットできました。
なお、国際免許証で運転できるのは基本的にはジュネーブ交通条約を締結している国に限られます。
主に欧州各国、北米、オーストラリア、ニュージーランドなど。ま、水曜どうでしょうで運転してた国は全部入ってます(当たり前)
アジアやアフリカの国でもOKですが、結構な冒険になりそうですね(゚Д゚)
レンタカーを借りるとき、運転中などは日本の免許とともにこの国際免許証も携帯しなくてはいけないので、旅行の荷物に忘れなきよう。
また、西オーストラリア州の交通安全局にドライブする人へのガイドライン(日本語版)があるので目を通しておくといいでしょう。日本ではあまり見かけないラウンドアバウトの通り方も記載されています。
https://www.rsc.wa.gov.au/RSC/media/Documents/Resources/Publications/on-the-roadsJPN.pdf
レンタカー予約
レンタカーの予約はこちらのRentalcars.comでしました。
https://www.rentalcars.com/ja/
予約内容はメールでも来ますが、アプリもあるのでダウンロードしておくと便利かもしれません。
レンタカー各社の比較サイトで車種なども選べるので、日本でレンタカー借りる感覚でOKです。
オーストラリアでは車種は日本車、韓国車が多かったので、扱いなれている日本車をセレクトしました。あとは何が起こるかわからないので保険はフルで。
今回はパースで1泊した後に借りるのでパース市内のHertzの営業所で借ります。
受付では、国際免許証の提示とデポジットをクレジットで支払ってキーをもらい、営業所裏手の駐車場の指定の番号に停車してある車を使います。
この営業所はすぐ横をフリーウェイが通っているので市内の煩わしい箇所はすっ飛ばして1回曲がれば速攻でフリーウェイに乗れるのが魅力ですね!
ということでレンタルしたのはこちら。日産の欧州市場向けのコンパクトカーであるキャシュカイ。
日本では運転する機会はない車なので、いい経験だったのではないかと
なお、オーストラリアではレンタカーにカーナビはそもそも付いてません。
フリーウェイに入ってからはほぼまっすぐなので必要ないんですが、街中を走ったりするときナビは必要なので、そこはgoogleMap頼みでした。
googleMapのナビをつけっぱなしで運転してましたが、車内のバッテリー使うにしてもやはり電池の消耗激しいので、帰路ではいつの間にかスマホが電池切れ起こして焦りました。万が一のモバイルバッテリーで何とかなりましたが。
ガソリンスタンド
レンタルした車は燃費も悪くなく結局700㎞走り抜けて、ガソリンは1/4を切るくらいでした。
オーストラリアではガソリンスタンドで給油できるオイルには5-6種類あって、車に合わないオイルを入れのはリスクなので注意が必要です。
自分が借りたHertzでは営業所で車両についてのドキュメントを受け取ったのですが、そこに記載があり、 "Unleaded 91"でした。
この「Unleaded 91」が日本でいうところのレギュラーとなるので、レンタルする車はだいだいコレだと思いますが、心配なら一応レンタカーを借りるときに営業所の人にどのガソリン入れたらいいのか確認するといいでしょう。
今回のコースは過疎地の西オーストラリア州でも比較的、大きめの街が多いのでガソリンスタンドには困りませんでしたが、パースからシャーク湾など目指し北上したり、またはウェーブロックのある東方面に行くとなると街の間隔も長くなるので、ガス欠には気を付けて運転を。
ガソリンの値段はスタンドごとにだいぶ違うので、ガソリンスタンドの位置と値段を確認するようにFuelMapというアプリを全て入れておきました。
24時間営業なのか、トイレやATMがあるのかなどもわかるので、オーストラリアのロードトリップでは役立ちます。
ガソリンスタンドでの給油はセリフになり、給油後に車を止めた位置の番号をストア内の店員に告げると清算が行われるシステムです。簡単でしたw
なお、オーストラリア人は8のことは「エイト」ではなく「アイト」と発音するので、そこだけ注意ですね。
道路事情
オーストラリアはイギリス式の右ハンドル左側通行で日本と同じなので運転に違和感は全くないです。
またパース市内については信号もあり普通の運転でOKです。ところどころにラウンドアバウトがありますが、これも慣れれば問題ないです。
フリーウェイは基本的には110kmで走ることになります。街の周辺では50-60kmが速度制限になりその間の緩衝地帯には80kmの速度制限の標識があります。
シドニーなど東海岸には料金制の高速道路もあるのですが、西オーストラリア州はすべてフリーウェイなので料金所などもなく日本でいうところのバイパスに乗る間隔でフリーウェイに乗れます。
フリーウェイにはときどき📷マークの標識があって、これはスピードチェックしている場所の標識になります。オーストラリアはシートベルトとスピード違反にはかなり厳しいらしいのでこれを見かけたらスピード確認するのを忘れずに。
かわりといってはアレですが、オーストラリアではある程度の飲酒運転は合法となっていますΣ(・□・;)
血中アルコール濃度0.05%以下ならOKとのこと。だいたいほろ酔い手前くらいまでならOK。
ですが、日本の道交法に慣れてしまっていて怖いので結局立ち寄寄ったワイナリーではテイスティング1杯目だけ飲んで、2杯目はぶどうジュースにしてました。もう少し行けたかも?
またフリーウェイには数えるほどしかサービスエリアがなかったので、疲れたりしたときに見かけたら立ち寄るようにしてました。
標識ではGIVE WAYは交差側が優先道路なので一時停止、都市部の右折用の矢印信号は右折不可のときは赤い点灯なのが注意点でしょうか。
カンガルーくらいの大型動物なら気を付けますがワラビーのような小型動物はなかなか難しいですね。結局、運転中はカンガルーも見かけませんでした。
渋滞はパース以外では道路工事の片側通行など除いて存在しませんでした。
しかし夕方、南からパースへ向かうフリーウェイはパース手前10㎞くらいから渋滞が発生します。自分もこれにつかまってレンタカーの返金時間に間に合いませんでした。
余裕が必要でしたね。
機会があればまた、オーストラリア、もしくはニュージーランドあたりの左側通行で日本車が多いところで運転したいですね(^^♪
最新作 2020年夏のオーストラリア パースへの旅
2020年初海外旅行は真夏のオーストラリアへ行ってきました。
新型コロナが日本で大きな騒ぎになりイベントなどが自粛になったり日本からの渡航がいくつかの国でしづらくなったりする直前、まだダイヤモンドプリンセス号が話題になるくらいの時期で、滑り込みとも言えるタイミングでしたね。
今回はANAで貯めたマイルでビジネスクラスでの旅行先としていろいろ探していたのですが、以前のブリュッセルやデュッセルドルフに行ったほどのマイル数は無かったので(以前よりマイル払いも改悪されてますが)、アジアかオセアニアで検討してました。
インドなんかもちょっとよぎりましたが、ANAが2019年に就航したばかりの西オーストラリアのパースに行ってみることに。
結果的には猛暑で森林火災の激しい東海岸に向かうより事前の安心度は高かったです。
パースまではおよそ10時間のフライト。週末までは12時間だったので、欧州までのマイル数にしては機内でのサービスは楽しめますしね。
季節は当然日本の真逆の夏です!(前回は秋のニュージーランドでした)人生2度目の南半球への旅行と相成りました。
今回は動機がマイル使用でビジネスクラスでどこかという目的地ありきの旅行ですが、旅行の目的はいくつか設定しておきました。
- 七つの大洋のうち、未だ見たことがないインド洋と南極海を見る(残るは北極海、だけどこれは難易度高いなあ)
- ロットネスト島でピカチュウのモデルとも噂される「世界一幸せな動物」クオッカとのセルフィーを撮る
- パースのブルワリー巡り
- マーガレットリバーでワインテイスティング
- 初のレンタカーで海外でのドライブ
コアラは西オーストラリア州には野生で住んでいないのでパス、カンガルーはどっかで見れるだろうというお気楽思考でしたww
また西オーストラリアに行くならぜひ行きたいと思っていたシャーク湾はパースから800㎞・・・一人で運転するにはきつすぎる距離に今回はパスしました。
せめてもう一人運転する人がいれば、それでも往復1,600kmですが。
このコースならピナクルズやカルバリー国立公園も立ち寄れます。
旅の始まりは成田空港、今回はビジネスで優雅な旅なのでいつもはケチって京成のアクセス特急で行くところを成田エクスプレスで。時間は多少かかりますが乗り換えがないので楽なんですよね。
前日までにチケット買っておけば往復で割引料金で乗れますしね。
成田空港では季節が正反対の南半球にいくので(パースは30℃で東京都は20℃違う)、コートを預けて、ビジネスカウンターへ。
ANAラウンジでとんこつラーメンにハイボール、スパークリングワインをのんでいざ機内へ。
雪肌精の保湿クリームなどブランドが変わってましたね。
機内食は和食をセレクト。
最初はワインをいただいてましたが、農口研究所の日本酒もあったので途中からそれを飲みつつ映画などに興じることに。
ANAのパース便は行きは成田11時発、パース20時着なのでたっぷりお酒やアミューズを楽しみましたww
デザートはチョコムースを。おいしー!
赤道越え。
パース直前の朝ごはん。というより夜ご飯ですが。ロールキャベツ風の皿は若干いまいちだった。
パース空港到着。さっそくカンガルーがお出迎え。
このビーチにカンガルーが出てくるのはエスペランスという南極海沿いの街のラッキーベイというところ、旅行前に調べはしたんですがパースから700㎞もあるので今回はパスしました。
いずれまた行く機会があればこちらも行ってみたいですね。ドライブなら往復で4日見なくてはですが。とにかく広大なオーストラリア。その一部とはいえ距離感が半端ないですわ。
オーストラリアの入国審査はあらかじめ申請しているETASがパスポートに紐づけられてて日本のパスポートなら自動ゲートで顔認証すれば終了の簡単なもの。パスポートにスタンプも押されません。
ETASはオーストラリアの公式ページよりこっちの業者に頼んだほうが断然安く済みます。
入国審査も終えて、まずはSIM。
こちらは到着ロビーの目の前にVodafoneのカウンターがあるので簡単にゲットできます。今回は6日間の滞在で、15GB(多すぎw)のプランで20AUD。
SIMカードには珍しくSIMの取り出し用のピンもついてて帰りも安心です。
そしてこちらは探すのに手間取ったパースの交通カード「スマートライダー」カード代10AUD+任意のチャージを入れておくとパースの電車、バス、スワン川の渡し船にタッチのみで乗れる代物です。料金は通常料金の10%引き。
パース中心部には無料のCATSというバスが走っているので使わないという人もいるかもしれませんが。
なお、CATSでない普通のバスもパースの中心部のエリアであれば運賃が無料になってます。市内で何度乗ってもスマートライダーのチャージが減ってないので調べたらそういうことらしいです。ただ、エリア外にも出るバスなので乗車と降車時にスマートライダーでのタッチは必要です。
公共バスの無料ゾーンはこちらで。
台湾の悠遊カードみたいにコンビニで気軽に売ってなくて、空港ではこちらの荷物預かりカウンターで売ってました。
空港からパース市内までは380番のバスでおよそ40分。スマートライダーなら4.4AUDくらいです。
ホテルにチェックイン後、まずは一杯なにか飲みたいなとパース駅近くへ。
しかしまだ10時過ぎではあるのにどこも閉店。。。。
パースはお店の営業時間がどこも短くて小売店は18時は閉店。24時間開いてる店などほぼないです。バーなんかも22時には終了でほとほと困りましたが、そんなかか路地裏で開いているバーで一息。翌日からの1泊2日のドライブに向けて英気を養います!
シェムリアップ パブストリートの夜
パブストリート
アンコールワットの1月は乾季で雨は少ないのですが、その分日差しも強いので丸一日遺跡観光ははっきり言ってつらいです💦
クーラー付きのタクシーで移動しててもそれでしたので、お昼過ぎくらいにはホテルに戻りプールで休憩。
そして、夜にはシェムリアップの繁華街、パブストリートへご飯を食べに。
ホテルからは1kmほど。タクシーは昼間の観光の契約なので、市内の移動はトゥクトゥクで。2-3ドルほど。
オールドマーケットの2本手前のパブストリートは飲み屋、レストラン、お土産、マッサージ店などひしめき合っていてとっても活気のある通りでした。
ネオンがまぶしいですなww
このあたりの建築もプラナカン風を思わせる作りでレストランによっては2階のテラス席なんかもあり目移りしてしまいます。
お店は午後には開いているところもあるので、帰国日はここで一杯やってから空港へ向かいました。
滞在1日目はそんなパブストリートからもう一本奥に入った裏パブストリートなる狭い路地のレストランで。
この裏パブストリートも観光客でにぎわっていて歩くのも一苦労でした。
カンボジアビアとともにまずはベトナムなどでよく食べる生春巻きを。
海鮮炒め。東南アジアらしくしっかりパクチーが乗ってます。
自分パクチー好きなので全然問題ないですが。むしろもっと欲しいですが。
シェムリアップは内陸側ですが海のものもいただけるのはうれしいですね。
このレストラン、BBQのお店なのでメインは串焼きです。
肉は豚や牛、鶏などいろいろあってお好きな肉をBBQにして提供してくれます。
ま、これは無難にビーフですが。
メニューには、肉の種類として、魚、羊など(・_・D フムフムというのから、蛇やワニなどもラインナップされてました。冒険したい人はどうぞww
またお店ではさすがに提供してませんが、ストリートの屋台では、クモとかサソリの丸焼きなども売ってました。
欧米系の観光客が多いのに買う人はそんなにいないだろうけど、写真撮るなら金払え的な屋台だったので半分見世物ですな。
二日目はパブストリートの入り口に立つスープドラゴンというお店。
ここはカンボジア鍋のチュナン・ダイの有名店。
日本のように鍋奉行は客ではなく、店員さんがやってくれました。ベトナムでもそうだったしこの辺はそういう文化なのかも。
豚肉もなかなか出汁がいい感じに風味を出していておいしかった!卵や野菜も含まれるともう日本の鍋と変わりありませんな。つけダレはアジア風味でしたが。
お店には猫もふらりと何匹かやってきましたwwこのこのほかにも黒猫も。そちらはあまりに写り悪くて載せませんが。
しかしここ2階なのにどこからこの猫は来たのか。
テラス席でいただくお鍋、大変よろしかったです!
この辺の魚はトンレサップ湖のものだろうか?
お正月に行ったのでネオンも正月風。
パブストリート以外にもナイトマーケットはオールドマーケット近くにいくつかあってどこも屋台やレストランなどがキラキラでした。
タ・プローム見学
タ・プローム
前日に遠出したベンメリア遺跡は森に埋もれた遺跡でしたが、こちらは木に埋もれた遺跡という印象です。
あちらと違って、崩壊度合い外壁が多くまだ軽度で縦横無人に広がっている木の幹で寝たりブラのしたりはできないのが残念ではありますが、その分建物内を見学できる部分も多いのが特徴ですかね。
アンコールトムの東3㎞ほどでシェムリアップから近いのもいいですね。
ガジュマルの木々に埋もれる寺院跡は、これもまたラピュタを思い出します。
木が遺跡を崩しているのではなく、木が絡みつく感じの遺跡です。壁などところどころカジュマルの幹に埋まっています。
レリーフの彫像は摩耗が進んでいますが、木漏れ日に照らされる様は神秘的。
中心部の塔は天井から光が差す構造。敷地内の他の塔も同じつくりになってました、
このタ・プローム一番の見どころ。木の根に埋もれた菩薩像。建物内で割と見逃しやすい場所にあるのでご注意を。
タ・ケウ
タ・プロームからアンコールトムへの道沿いから。
ここはタクシーから降りなかったので外見だけ。四方の尖塔が特徴的ですが、建設的には未完成のまま放置されたものようですが、その割にはきれいに残っているので見学しておけばよかったと写真見ながら思いました。
ベンメリア遺跡へ
ベンメリア
シェムリアップからチャーターしたタクシーで1時間半ほど、6号線と64号線を進むとベンメリア遺跡へたどり着きます。
64号線の手前の66号線で曲がると、川の底の遺跡のクバール・スピアンに行くんですが、こちらは駐車場からかなり歩くので今回はパスで、シェムリアップからの遠出先はベンメリアにしました。
森の中に埋まった遺跡は、まるでラピュタのよう。という触れ込みで行ってみましたが、正にその通りの場所で楽しかったですね。
遺跡の入り口にはこのような看板。このあたりの地雷撤去はドイツの協力で進んでいるとのこと。ただまあ、森の奥深くには行くのはアウトですな。参道の脇ぐらいなら安全そうです。
参道にはナーガ像がぽつぽつと。
遺跡外周はだいぶ崩壊が進んでいてそこら中瓦礫だらけですが、そんな中いまだ来訪者を迎えてくれるナーガ像。
第三回廊の内側の広場には横倒しになった木なんかもあり、座ったりぶら下がったりできるんで楽しい写真も撮れますよ。
経堂も基礎部分はこの通りの崩壊具合。
ちょっと登るのは不可能なので内部は見ることはできなかったですが。
遺跡内部に入ると、そこはもう森の中。植物が回廊の壁を破壊している場所も。
瓦礫に足元が掬われる場所もありますが、見学ルートには廊下が整備されているのでサンダルでも問題なく散策できますよ。
回廊にはインドの神々。森に埋もれていたからか保存状態もいい感じ。
中心部はほぼ崩壊済み
ひょっこり現れた犬。遺跡に住んでいるのかこのあたりをふらふらしてました。
ほんの一部ですが屋根が残っている場所も。
光が差し込む様はダンジョンみ増していいですな。
プリア・コー
ベンメリアからの帰りに、64号線から戻って6号線沿いにあるロリュオス遺跡群を見学。
アンコール遺跡群の中では一番古い遺跡で中心部の祠以外はもう残っていないですが。壁に刻まれた文字はしっかり読める状態だったりで小さいながら見どころもあります。
バコン
ロリュオス遺跡群のひとつ。先ほどのプリア・コーのすぐそばです。
こちらの遺跡の規模は大きくて敷地内には中央の祠のほかに小規模な建物跡も多く点在していて見学しがいのある遺跡です。
中心に向かう階段はインスタスポット。
中央の祠が階段下の窓から見える部分は、額縁に収まった感じの素晴らしい眺め。天空に伸びるような雰囲気さえ感じます。
その階段を上った先の階層は空も高く感じられる場所でした。
ピラミッド状に5層の作りになっていて、4層までそれぞれの階層の四方には象の彫像が眼下の寺院を見ています。
頂上の祠
敷地内の寺院では演奏が行われていてちょっと聞き入っちゃいましたね。
奇麗な旗も掲げられていました。なにかに意味があったのかな。
アンコールトム見学
アンコールワット見学のあとはそのまま北側にある広大な王都アンコールトムへ。
3km四方の塀と堀で囲まれた中に寺院やらいろいろと集まっています。
全部まじめに見ると1日がかり間違いないです。
バイヨン
その中心にある寺院。
アンコールトムの各遺跡の崩れ具合は、どれもかなり進んでいてこのバイヨン寺院も中心以外の屋根はすでになく、柱と壁がおもな構成要素です。
その壁には様々なレリーフが。アンコールワットに比べると小さい規模ですが見どころは抜群ですね。
もう一つの見どころが中央にある菩薩像(顔)
顔の部分は保存状態もよく写真映えしますね。
石を積み上げた顔面はまるで神面岩。真ん中で別れて何か出てきそう。
中心の祠には祭壇。祈りをささげてる人も。神聖な空気が流れてます。
寺院の裏手側にはリンガの祠も。
バプーオン
バイヨンのすぐそばの寺院。
寺院までの参道は200mほどの空中参道になっています。これをてくてく歩いていきますよ。
雨季には両側の池にももっと水が張っていい感じになりそう。
遺跡の急な階段を上っていくと中央塔へ。
中央塔はこのときは入場不可でした。
まあ、いまにも崩れそうな感じでしたしね。
この段階でもだいぶ高いので振り返るとさっきまでの空中参道を歩いてくる人がよく見えます。
ビミアナカス
そのバプーオンの敷地内から門をくぐると王宮跡へぬけます。
王宮といっても囲まれた塀以外は何も残っていなく、敷地だけがひっそりとしています。
王宮内の寺院だけが残されています。ただ、登るのは大変そうだったので外見だけ。
象のテラス
王宮の正面玄関となるテラス。
この上から改正兵を行っていたそうで。
象のテラスの名前の通り正面には像が並び、鼻が柱の代わりになっている面白いですね。
改正兵のためのテラスということもあり目の前の空間はだいぶ広いです。
象だけでなく、ガルーダも。
ライ王のテラス
こちらは6段にもなる神様の彫刻がびっしりと敷き詰められたテラスになります。
テラスは2重の壁になっていてその間の通路を進むこともできます。内部の壁にも神々の彫刻がびっしり。
基本は人型の彫刻が並びますが、ときどきナーガが出現します。
外側からもいいですが、内側の通路を進むのがなかなか楽しいですね。
名前の由来になっているライ王の像。
南大門
アンコールワットからアンコールトムへの入り口となる門。
装飾は細かく豪華な門だったろうなと感じますね。門の広さはさほどでもなく車一台がやっとです。
堀を渡る橋の両側に並ぶナーガと仏像には思わず座ってしまいそうになりますが、監視員が目を光らせてました。
勝利の門
東側の門で、3日目にタ・プロームに行った帰りに寄りました。
規模は南大門と同じくらい。この勝利の門から南に行くと死者の門というのもあるんですが、今回のガイドでは寄らず。
プリア・ピトゥ
ライ王のテラスの向いのほうにある森の中にある寺院です。
入り口では二体のナーガがお出迎え。
ほかの遺跡が割と太陽の下なのですが、ここは木々の下にあってちょっと涼しい感じで見学できます。
アンコールワット見学
アンコールワット
今回のシェムリアップへの旅行では滞在中はタクシーチャーターして遺跡群を見て回りました。
シェムリアップからアンコールワットへの道すがら、チケットセンターで3日券を購入。どこかのテーマパークみたいに写真撮影もされて顔写真付きのチケットをゲットです。
アンコールワットはアンコール遺跡群の中心で、シェムリアップの市街地からも近くてもし1週間とか滞在してたら毎日通ってもいいと思える場所でしたね。
夕焼けや朝日の写真でも有名ですが、今回は昼間だけ。
アンコールワットは正門が西側にあるので特に朝焼けは寺院をバックに東から日が昇るのでシチュエーションとしては完璧。しかしおそろしく混み合うみたいなのでそこんところはご注意を。
西側の表参道から入っていくと獅子やナーガなどがお出迎え。
この辺の彫像は年季が入ってましたね。今回は遺跡群のみ見学して、近代の負の部分はあまり見ていないのですが崩れ具合はそのあたりもかかわっているのかも。
正面のテラスから三重回廊の一番外側の第一回廊、そしてアンコールワットの入り口十字回廊へ。
ここでは、仏像がおおく礼拝堂なども。
また、残業音のすごい小部屋など最初から見どころが多いんですよね。
僧の方もいて、お布施をすると邪気払いとともにミサンガを腕に巻いてくれます。
いまだにそのミサンガ持ってますね。幸せになりたいww
この小さい十字回廊の田の字には水が張られていたそうで。それもまたきれいだろうな。
第1回廊と第2回廊の間には経堂。
登ることもできます。これがまた急な階段で以外にも上るのが大変・・・
内部は整備されてなく瓦礫が積もってるので歩くのも大変ななか仏像が1点というシンプルなもの。この辺りはRPGのダンジョンみがあって男の子的な心理ではめっちゃテンション上がりますねw
第2回廊を抜けるといよいよ中心部。
アンコールワット最奥部第3回廊はこの階段の上。
なのですが、みんな来るので第3回廊には入場規制があります。30分ほど並んで突入です。遺跡自体の階段はみんなが昇ったことで摩耗しているので専用階段で。
第3回廊のある中央塔は20mほどの高さで広く見渡せます。
この時には気球も飛んでましたね。
空中から見るのも気持ちよさそう。
ここがアンコールワットの中心部です!
入場制限もあるのですが、特に時間内に降りろということはなくこの素晴らしい建築を飽きるまで見ることができます!
中央塔のあとは第1回廊の壁画を見て回ります。
壮大なインド神話が所せましと。保存状態もいいので、このレリーフをじっくり見て回ると相当掛かります。
外部の池は乾季だとこれくらいの水量。
朝焼けはこの池から寺院の先の朝日を見ることになります。