リエージュ散歩
旅行も後半になり、デュッセルドルフのあるドイツに向かって戻るコースへ。
ただ帰る前にいったんオランダへ立ち寄るためにまずはリエージュに行きます。ここからマース川沿いを走るローカル線に乗り換えて、オランダのマーストリヒトへ。
しかし、せっかくの乗り換えなのでリエージュで3時間ほど街中を散歩します。
リエージュ・ギーメン駅
リエージュの街へ行く前にまずはタリスの駅でもあるリエージュ・ギーメン駅を堪能。
スペインの建築家、サンディアゴ・カトラヴァの設計とのことで、2008年に改装されたそうです。
モダンなつくりで橋の設計者としても多くを手掛けているだけあって、無数のアーチ橋を並べて5つのプラットホームを囲む巨大な空間を構築しているこの駅そのものがこのリエージュの名所の一つといってもいいでしょう。
アーチとアーチの間はすべてガラス張りで内部はこれでもかと光を浴びて白く輝くほど。駅自体、ゴミも一つもなくきれいにされていたこともあってとても近代的。
個人的に海外の美しい駅のトップ3には入りますね!歴史的な建築の駅ではポルトのサン・ベント駅、内部の植物園がもはや駅とは思えないアトーチャ駅など僕が言った中では印象的でしたが、この駅はまた違うアプローチで素晴らしいです!
ブランス・エベック宮殿
さて、タリスも泊まるギーメン駅ですが、高速鉄道の駅ということもあって街の中心部からはちょっと離れています。
なのでパスにのって10分ほど、街の中心部であるサン・ランベール広場へ向かいます。
そのサン・ランベール広場の正面に建つのがこのブランス・エベック宮殿。
18世紀に建てられたこの宮殿は現在は政府の庁舎となっているので見学はできませんが、今回はこの建物と広場を中心に散歩していきます。
来たのは月曜だったのですが週末に来れば、ほど近いマース川沿いにベルギー最大といわれる朝市が開かれています。写真など見て興味あったのですが旅程の関係で断念。いずれ日曜に合わせて再訪したい街ですね。
リエージュ要塞
その宮殿の裏側から丘に向かってへ登っていきます。
たどり着いた先ではリエージュ市街の眺望を得ることができます。
桜が咲いていた先にはマース川も見えますね。
またリエージュに到着した時のギーメン駅の屋根も見えます。
丘の上には空を突くようなオベリスクがあります。
プレートには第14連隊と書かれていて、WW1でのある部隊を顕彰したもののようです。
モンタージュ・ド・ビューレン
オベリスクまでは坂を上ってきましたが、帰りはこの階段で帰ります。
全374段、下から登るとなると乳酸菌ドバドバでしょうww
この階段、ハフポストの世界の最もエクストリームな階段で見事1位を飾っていることもあってリエージュに来たら必ず立ち寄ろうと思っていた場所です。
体力のある方はぜひ登ってみてください!
聖デニス教会
街中での散歩ではいくつかの教会を訪問。
外観は質素な感じでしたが、天井画とステンドグラスが特徴。
この時は教会内でちょっとした美術展が行われていていくつかの彫像を見学しました。
聖ポール大聖堂
こちらはゴシック調の豪奢な外観。
前庭は広場になっていて春らしく彩られています。
教会の中の調度品も目を見張ります。
最後は歩き疲れた足をビールで癒します。
ベルギービールのスコッチCTS。見た目通りの濃い味なのでつまみのチーズが合います!
ブリュッセル凱旋門
ラーケン王宮で花を楽しんだ後はブリュッセル東部のサンカントネール公園付近へ。
フランスのものも立派ですが、こちらも負けてません。凱旋門両翼がそれぞれ博物館になってます。パリと違って凱旋門中心に大きな公園になっていて車はグルグル回ったりしないので喧騒はなくいい場所でしたね。
西側から凱旋門の正面を。ここにも大きな花壇にチューリップが咲き誇っています。春ですなあ。
凱旋門の裏側。
こちらには赤系で統一されたチューリップの花壇。
こちら側はお祭り会場になっているようで子供用のいろいろなアトラクションがあって楽しそう。
さて、両翼の博物館ですが、左翼側の王立軍事歴史博物館にも寄って行きます。
こちらの博物館に入ると、凱旋門の屋上も見れるので。
というわけで、さっそく凱旋門を上ります。
屋上から正門方面。整然とした芝生が美しいですな。目線の先にはEU本部など。その際はブリュッセル中心部。
凱旋門裏側。
噴水の周りに移動遊園地が。アトラクションもある分、こっちのほうが人が多いですね。
凱旋門の屋上を飾る戦車像
遠くに万博のモニュメントが見えます。
軍事歴史博物館とのことで、展示物はベルギー王国の歴史とともに主に近世から近代のもので構成されています。
古いものはナポレオン戦争時代の戦争絵画や銃器、軍服など。ブリュッセルの近くにはあのワーテルローもありますしね。
それらの展示物も見物ですが、それ以上に圧巻なのは第一次世界大戦以降の展示物です。
実物大のジオラマから実物の車両まで。まずは陸軍関連の展示を見ていきます。
そして圧巻なのが空軍の展示。
この程度の展示は序の口
20世紀の様々な飛行機、軍用機、ヘリコプターがフロアぶち抜きの巨大空間に所せましと並べられているのは壮観の一言。
複葉機からなんとジェット旅客機まで展示されています。
このフロアだけで1,2時間は過ごせてしまいますねwwこの時は午後の遅めの時間に入ってしまいましたが、完全に規模を舐めていました。反省点です。
フロアの端には航空機のエンジンだけのコーナーも。
マニアックすぎる。誰得なんでしょ?俺は楽しかったですがww
おまけに、この日のお昼ごはんをご紹介。
グロート・ベイハールデン城からラーケン王宮までの19番トラムの途中駅ジュッテで降りるとファーマーズマーケットが開催されていました。日曜でしたので。
肉、野菜、チーズなど乳製品から軽食もいろいろありましたが、カーキッチンの大鍋で煮込まれていたエスカルゴを白ワインで。合わせて5ユーロくらい。安すぎ。うますぎでした!
花のブリュッセル2〜ラーケン王宮温室〜
天気のよいブリュッセルの日曜の午後、グロート・ベイハールデン城同様に4月から5月初旬までの1か月のみ公開しているラーケン王宮の温室を見学しに行きます。
Sバーンのグロート・ベイハールデン駅の近くのトラムの駅から19番トラムでデ・ワンド駅まで乗り続けてそこから徒歩でラーケン王宮の正面へ。
頑丈な門はこの日は開かれているので王宮の敷地へ進んでいきます。
振り返るとラーケン王宮の向かいにある王朝のモニュメントは公園ですのでそちらは入場自由です。
王宮側は厳粛な雰囲気もありますが、モニュメント側の公園は芝生にも多くの人が休んでいて気持ちよさそう。桜も咲いてます。
まずは正面の王宮へ、
とはいかずこの期間は「温室」の公開なので、案内に従い王宮の脇を通って温室方面へ
庭の芝生にも水仙や桜など咲き誇ってます!
春ですねー。
午前に向かったグロート・ベイハールデン城は郊外ということもあって人出は多くなかったですが、こちら王宮は市内から近いですし多くに人で賑わってます。
おかげで入場列ができてて小一時間待たないといけなかったです。こっちを午前中に来るべきだったかも?
見学はこちらのクリスタル・パレスばりのガラス張りの温室から入って、右側のドームに抜けるというコース。
ドームも温室の一つ。よく見ると上半分はガラス張りです。
庭のほうでも桜が咲き乱れてますね。
このラーケン王宮、なぜか五重の塔があります。
この季節の桜と完全にマッチ。おまけに五重の塔の手前には池も配置されている完璧ぶりです。
アレ?ここはブリュッセルだったような日本だったような?と軽く混乱するくらいには完全なる日本の風景がそこにあります。この桜の下で花見酒やりてーな。
この五重塔、1900年のパリ万博の日本館を当時のベルギー国王レオポルド2世が買い取り移築したそうで。
ヨーロッパは何度も旅行して、日本庭園はあるところにはあったりしますが、こんな立派な五重塔まで揃えているのはここ以外には見たことないですね。
そんな庭園を楽しんだ後、ついに温室内へ。
花ばかりでもなく、ツタ植物やシダなどの熱帯植物も豊富に迎えてくれます。
王宮所有ということでただの植物園でもなくブロンズや大理石の像も展示されていて優美さも兼ね備えています。
大理石像もいる部分は美術館のよう。
特にこの天井までツタ植物の花が咲いている、花のトンネルに大理石像。
桃源郷のようですな!
最後にドームです。
神殿風の柱が周りを囲み、まるでジャングルの中のローマ遺跡のような雰囲気。これもまたいいですね。
ラーケン王宮、非常に楽しかったです!これも4月に旅行をするなら必見のお勧めポイントです!!
花のブリュッセル1~グロート・ベイハールデン城~
ブリュッセルの1日観光は花をテーマに街を探索してみます。
まず午前中に向かったのはグロート・ベイハールデン城へ。ブリュッセル郊外にある17世紀に建てられた城で、堀を渡ると現れる立派な門、敷地内の塔と館はルネサンスを思わせる優雅な雰囲気です。
ブリュッセルからは8㎞ほど。中央駅からはSバーンで5駅、グロート・ベイハールデン駅へ。城と同じ名前の駅ですが、ここから1㎞ほど歩きます。
この城もこの日の午後に向かうラーケン王宮温室同様に4月初旬から5月初旬までの限定公開。この時期にブリュッセルに滞在するなら訪問をお勧めします。
駅から10数分、住宅街を抜けちょっとした森を抜けると正面の堀に架かる橋に飾られている獅子の像の苔むし具合は日本の神社のよう。なかなかの年季ですね。
この橋の手前でチケットを購入していざ入城。
堀には水鳥も住んでいるようで、カモの親子が芝生で悠々と過ごしてました。
ブリュッセルの中心部からはちょっと離れていることもあって全く混雑はしていないので彼らものびのびしているように見えます。
城内の館。この前庭部分、館の裏側、そして西側にある温室を含むフランス庭園となかなかの広さです。
城内の庭園は水仙、ヒヤシンス、チューリップ、ツツジなどでカラフルに彩られています。前庭は車止めに芝生が整備されて格式を感じます。
屋敷内は非公開でしたが館の一部分である礼拝堂は見学可能でした。
礼拝堂内は厳かな中に蘭が飾られていました。大理石の空間に華やかさがマッチしていて信心深くなくても居心地がいい場所でした!
いつもいるのかわかりませんが、このときは中世の仮面舞踏会を思わせる出で立ちの方々が城内で僕らを迎えてくれました。ちょっとしたタイムスリップを味わえます。
一緒に写真撮ったり、ポーズしてもらったりサービスしてもらいましたwwチップとかは要求されなかったし入場チケットに含まれてるんでしょうかね。
館を囲む堀に架かる橋を渡って裏側へ回ってみます。
西側の庭園は大きな芝生の敷地内に区画整備された花壇がいくつも整列してました。
庭園の主は白鳥のようで。観光客も気にせず花を楽しむように散歩中。
この庭園には温室もあって、こちらには蘭をはじめ温帯の花々が育成されてました。
こちらにも仮面舞踏会の方が。外にいた人より衣装にも力が入ってましたw
城の裏側は打って変わって森の中、遊歩道以外は全く整備されておらず、所狭しとチューリップが咲き狂っていました。
本当に咲き狂うという表現がぴったりで、ちょっとした森の中全く地面が見えずにここまで一面チューリップだらけなのは幻想的でこの世とは思えないくらい。
城の裏側の森の中には古ぼけた礼拝堂もあるんですがそこを包むように咲いているのもまたファンタジーな雰囲気でいいですね!
グランプラス散歩
ブルージュの観光を終えて、旅行も中盤に差し掛かり今回唯一連泊するブリュッセルへ。
宿泊はブリュッセル中心部のグランプラス近くのこちらのアリスホテルを利用しました。グランプラスまでは通り1本分のみ。でもコスパはなかなかいいホテルでしたので、この数年後の2度目のブリュッセル訪問でも利用しました。
ホテルから徒歩1分。
その世界一美しい広場へ早速向かいます。
その表現は決して誇張ではないことは一目見て感じました!
日暮れすぐの紫紺の空の下のグランプラス素晴らしい!
市庁舎はじめ様々なギルドハウスが闇の中ライトアップされて周囲を囲む風景はマジで息を飲みます。
広場の石畳もピカピカに磨き上げられていますし、歩いて良し、たたずんで周りを見渡すのも良しです。
夜が深まり暗闇の中、光り輝くグランプラス。ホテルをすぐそばに取った特権で深夜近くの情景もバッチリ見てきました。
深夜でもまばらながら人は集まってきます。
この時、タイミング的に残念だったのは広場の西側の一角が修復中でイラストだったことですね。
東側に建つブラバン侯爵の館
北側の王の家
グランプラス内で最も目立つ市庁舎
広場にはカフェテラスも多いので観光の合間にここで一休みというのも素晴らしい時間を過ごせます。
広場を囲むギルドハウスのてっぺんには、様々な像がこちらをみていて、見上げて目を凝らすのもまた面白いです。
夕食はグランプラスの北側にあるレストラン街のイロ・サクレ地区で。
食べたのは、ベルギー料理といえばとムール貝の白ワイン蒸し。素晴らしくビールに合います!そしてこちらもベルギー由来のフレンチフライ。ほくほく
グランプラスの脇道にあるセルクラースの像。
触っていくと幸運になるそうで、あちこち剥げてますが。自分もあやかりたいのでさすってきました。
ブリュッセルのマスコット君。
何かあるごとにお着換えする彼ですが、この日はたまたまなのか生まれたままの姿でした。
夕食のあとはビール飲みにブリュッセル証券取引所近くのア・ラ・ベカスというお店へ。
ランビックビールが有名なお店ですが、見た目重視のクワックを頼んでしまったww
馬車に備え付けられるようにこんな変な形だそうで。
日本でのベルギービールウィークエンドでも飲んだことあるんですが、この本場のグラスで飲んでみたかったんですよね。
でもランビックは飲んでみたいので別の店で。
やはり独特の酸っぱさですな。
このお店演奏も行われてて楽しかったです!
ブリュージュ サイクリング2
ブルージュの街の中心部を見ていた時にあった地図。
見学したペギン会修道院ではレース編みが伝統でお土産にもなっているのですが、その技術を生かした、この純白のレース編みの地図は見事なものでした。
ずっと雨ざらしではないでしょうし、ときどき交換しているんでしょうかね。
地図を見てわかる通り、ブルージュは街の周りを運河が囲っている水の街でここからは駅前で借りてきた自転車をフル活用して街の東側の運河沿いのコースでサイクリングしてきます。
さらに街の北東側から斜めに伸びる運河を下流に進むとダムという名前の長閑な村があるそうなのですが、今回は日帰りということもあってパスしました。
その前にちょっとした腹ごしらえとしてベルギー名物ワッフルを。
どの店も焼きたてを提供してくれます。フルーツやクリームなどどっさりのものもありますが、なんだかんだで粉砂糖だけ降ったプレーンなのがおいしいですわ。
街中の運河では観光用のボートクルーズも多く運行されています。
逆に街周囲の運河は実際に交通や運送に使われているのでそういったのはなかったですね。
駅から向かうと街への入り口にあたるコーニング・アルバート公園。
銅像は公園の名前の主であるベルギー国王アルバート1世とのこと。
季節柄公園内ではチューリップが可憐に咲き誇っていました!お隣オランダ同様ベルギーでもチューリップはよく見かけました。この後向かうブリュッセルでも美しいチューリップの群生を見ることになります。
街をでて、外周の運河へ向かいます。
まずは、愛の湖、現地語ではミンネワーテル。たいへんロマンチックな名前の湖には白鳥が多く、立派な館のレストランもあってカップルで散策するといいかもしれませんね。
愛の湖に隣接する公園では春の陽気の中、地元の小学生でしょうか。集会が行われていました。
愛の湖公園を抜けて遊歩道に入ると街中とは打って変わって観光客は鳴りを潜めて散歩したり子連れの地元の方々がまばらに居るくらいになります。
芝生にはタンポポやシロツメクサなども咲き誇ってて寝っ転がると気持ちよさそう!
運河にはいくつか街と外を隔てる門があります。
最初に表れるのはゲントの門。名前の通りこの方角には前日宿泊したゲントがあります。
昔の馬車なら行けたのでしょうか、さすがに車は門を通れないので街に入るには門の横を迂回することに。
ゲントの門からさらに進むと街中へ伸びる運河と外周の運河との合流地点に近代的な橋が。ユング・コルツェットというスイスの工学者による設計の可動橋で上部の欄干に橋桁が吊り下げられている構造になっています。
船が通るときには上部の欄干が回転してケーブルが巻き上げられて、吊り下げられている橋桁を丸ごと引き上げるという仕組み。見てみたいですね。
運河には個人所有と思われるボートが係留されています。
イギリスのナローボートみたいにこれで旅したりするんでしょうか。
東側の運河にあるもう一つの門、十字の門が見えてきました。
その向こうには風車。この十字の門から先には風車がいくつか残っているエリアになります。北海からの海風を受けての配置なんでしょうか。
十字の門。こちらは車が通れる幅になっています。一方通行ですが。
風車のあるゾーンは風を受けるために一段高く
3基あるうちの2番目の風車は内部の見学ができました。
3基のうち一番年季入ってそうな外見だったのにw
風車小屋への階段は恐ろしく急wゆっくり登ります。
小屋の小窓からの風景。
風車は帆は張られていないので実際の仕事はしないのですが。
旧市街中心部の鐘楼の上からの賑やかな風景とは違って、運河と民家の屋根という穏やかな景色。ブルージュという町の日常を見ているようで幸せな気分になれました。
今回のサイクリングの終点(折り返し地点)
冒頭に紹介したダム方面へ進む運河との合流地点。
たまたま運河を通る船が来たので、運河に架かる道は跳ね上げられています。
街の西側の運河は船が通らないので普通の道ですが、東側の運河に架かる道はこのような天高く運河に架かる橋が持ち上がるギミックが施されています。これも日本ではなかなか見ない光景ですね。
サイクリングの後はブリュッセル自慢のビールを。
こちらは市役所近くの商店の間いある一見わからない怪しい路地を進むとあるガレというビール。
ストリートビューで説明すると、この真ん中の一見すると屋内への入り口かと思うような人ひとり通れるくらいの道を進んでください。この奥に目指すビールがあるので勇気を出してGoです!
見事な黄金色ですがトリペルなのでアルコール度数は余裕の10度越え。一緒に出されるチーズをかじりながらちょびちょびやる、まるでワインのような飲み方でいただきます。
このビールはブリュージュのほかの店では提供されていないようで、この怪しい裏路地奥の店でしか飲めません。
入り口は怪しさ爆発ですがお店はしっかりした木造の作りでお客さんはいつも大勢いる人気店です。自分もブリュージュには2回訪問しましたが、ここへの訪問は必須事項としています。またブリュージュへ行ったら、また必ず訪問してこのトリペルのデ・ガレを注文しなければなりません!
そしてブルージュのビールの代名詞のゾット。こちらもポップの風味と苦みがしっかり聞いてて好みの味です!
ゾットは街中のどのお店でも注文できますし、瓶もどこでも売ってますが、やはり生産地のドゥハルブルマーン醸造所併設のレストランで飲むと出来立て!って感じでいいですな。
ブリュージュ サイクリング1
ゲントの観光の次はブルージュの日帰り観光です。ICで一駅、30分もかかりません。
ブルージュまたはブルッヘは北のヴェネツィアと言われるだけあって運河がぐるりと囲って、街中にも運河が走る美しい街です。
ベルギー観光では必須の場所で、見どころも多いので僕自身も2度訪問しました。
ただ有名観光地だけあって、宿泊代がお高めなのか玉に瑕。
旧市街中心部のマルクト広場へは駅から歩いても行けますが、運河沿いの遊歩道など見たりするには自転車を借りるのがいいかと。駅のすぐ近くにレンタサイクル屋があるのでそこで借りました。
ペギン会修道院
春の時期は水仙が咲き誇る広場を囲んで白い壁の修道院が取り囲む風景は幻想的ですらありますね。
その一角に建つ教会は修道院施設らしく質素なつくり。
教会内部も内陣は扉一枚だけの質素さ。
木のぬくもりを感じる内装ですね。
教会の見学のあとは外を散歩。
ホントに美しい風景なのでいつまでもいられますね。
よく見ると広場には小川も流れていて、小さなタンポポも咲いていて、春を感じます。
レンタルした自転車。
自転車で移動している人はあまりいなかったですね。旧市街中心部は人も多いので快適に運転はできませんが。
聖母教会
122mの尖塔を持つブルージュのランドマークです。塔の高さはブルージュの旧市街で一番高いので街のいろんなところから見ることができます。
塔がどーんと入るアングルはどこを切り取っても絵になります。
あ外観も迫力ありますが、収蔵されている品も歴史的価値が凄い。
かのミケランジェロの聖母子像は副祭壇に安置されています。真っ白な大理石で神秘的。
金毛騎士団の紋章が飾る部屋
シャルル突進公の廟と祭壇。
救世主大聖堂
ブリュージュの中心的な教会で内部の空間の大きさも圧巻です。
ステンドグラスと祭壇が素晴らしいです。祭壇の裏のほう宗教画も見ることができます。
鐘楼
世界遺産となっている鐘楼でマルクト広場の一角に建つ83mの鐘楼。
広場に近づくにつれて存在感を増していきます。街中は馬車でも巡ることができて中世気分も味わえるみたい。
早速登ってみます。
お昼くらいに登ろうとすると行列できてたりするので時間は見計らったほうがいいですね。教会や大聖堂の尖塔は登れないので、ブリュージュのパノラマを見るならここが唯一の選択肢です。
赤い屋根がどこまでも続く景色と青い空、白い雲。素晴らしい!
聖母教会の尖塔、東側には街内部の運河も見れます。
マルクト広場
街の中心ということで州庁や先ほどの鐘楼が取り囲んでいます。
観光客もここには多くて非常に賑やか。
博物館やカフェも多くて休憩にももってこいですね。