ブリュージュ サイクリング2

ブルージュの街の中心部を見ていた時にあった地図。

見学したペギン会修道院ではレース編みが伝統でお土産にもなっているのですが、その技術を生かした、この純白のレース編みの地図は見事なものでした。

ずっと雨ざらしではないでしょうし、ときどき交換しているんでしょうかね。

地図を見てわかる通り、ブルージュは街の周りを運河が囲っている水の街でここからは駅前で借りてきた自転車をフル活用して街の東側の運河沿いのコースでサイクリングしてきます。

さらに街の北東側から斜めに伸びる運河を下流に進むとダムという名前の長閑な村があるそうなのですが、今回は日帰りということもあってパスしました。

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その前にちょっとした腹ごしらえとしてベルギー名物ワッフルを。

どの店も焼きたてを提供してくれます。フルーツやクリームなどどっさりのものもありますが、なんだかんだで粉砂糖だけ降ったプレーンなのがおいしいですわ。

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街中の運河では観光用のボートクルーズも多く運行されています。

逆に街周囲の運河は実際に交通や運送に使われているのでそういったのはなかったですね。

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駅から向かうと街への入り口にあたるコーニング・アルバート公園。

銅像は公園の名前の主であるベルギー国王アルバート1世とのこと。

季節柄公園内ではチューリップが可憐に咲き誇っていました!お隣オランダ同様ベルギーでもチューリップはよく見かけました。この後向かうブリュッセルでも美しいチューリップの群生を見ることになります。

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街をでて、外周の運河へ向かいます。

まずは、愛の湖、現地語ではミンネワーテル。たいへんロマンチックな名前の湖には白鳥が多く、立派な館のレストランもあってカップルで散策するといいかもしれませんね。

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愛の湖に隣接する公園では春の陽気の中、地元の小学生でしょうか。集会が行われていました。

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愛の湖公園を抜けて遊歩道に入ると街中とは打って変わって観光客は鳴りを潜めて散歩したり子連れの地元の方々がまばらに居るくらいになります。

芝生にはタンポポシロツメクサなども咲き誇ってて寝っ転がると気持ちよさそう!

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運河にはいくつか街と外を隔てる門があります。

最初に表れるのはゲントの門。名前の通りこの方角には前日宿泊したゲントがあります。

昔の馬車なら行けたのでしょうか、さすがに車は門を通れないので街に入るには門の横を迂回することに。

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ゲントの門からさらに進むと街中へ伸びる運河と外周の運河との合流地点に近代的な橋が。ユング・コルツェットというスイスの工学者による設計の可動橋で上部の欄干に橋桁が吊り下げられている構造になっています。

船が通るときには上部の欄干が回転してケーブルが巻き上げられて、吊り下げられている橋桁を丸ごと引き上げるという仕組み。見てみたいですね。

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運河には個人所有と思われるボートが係留されています。

イギリスのナローボートみたいにこれで旅したりするんでしょうか。

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東側の運河にあるもう一つの門、十字の門が見えてきました。

その向こうには風車。この十字の門から先には風車がいくつか残っているエリアになります。北海からの海風を受けての配置なんでしょうか。

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十字の門。こちらは車が通れる幅になっています。一方通行ですが。

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風車のあるゾーンは風を受けるために一段高く

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3基あるうちの2番目の風車は内部の見学ができました。

3基のうち一番年季入ってそうな外見だったのにw

風車小屋への階段は恐ろしく急wゆっくり登ります。

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小屋の小窓からの風景。

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風車は帆は張られていないので実際の仕事はしないのですが。

旧市街中心部の鐘楼の上からの賑やかな風景とは違って、運河と民家の屋根という穏やかな景色。ブルージュという町の日常を見ているようで幸せな気分になれました。

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今回のサイクリングの終点(折り返し地点)

冒頭に紹介したダム方面へ進む運河との合流地点。

たまたま運河を通る船が来たので、運河に架かる道は跳ね上げられています。

街の西側の運河は船が通らないので普通の道ですが、東側の運河に架かる道はこのような天高く運河に架かる橋が持ち上がるギミックが施されています。これも日本ではなかなか見ない光景ですね。

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サイクリングの後はブリュッセル自慢のビールを。

こちらは市役所近くの商店の間いある一見わからない怪しい路地を進むとあるガレというビール。

ストリートビューで説明すると、この真ん中の一見すると屋内への入り口かと思うような人ひとり通れるくらいの道を進んでください。この奥に目指すビールがあるので勇気を出してGoです!

見事な黄金色ですがトリペルなのでアルコール度数は余裕の10度越え。一緒に出されるチーズをかじりながらちょびちょびやる、まるでワインのような飲み方でいただきます。

このビールはブリュージュのほかの店では提供されていないようで、この怪しい裏路地奥の店でしか飲めません。

入り口は怪しさ爆発ですがお店はしっかりした木造の作りでお客さんはいつも大勢いる人気店です。自分もブリュージュには2回訪問しましたが、ここへの訪問は必須事項としています。またブリュージュへ行ったら、また必ず訪問してこのトリペルのデ・ガレを注文しなければなりません!

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そしてブルージュのビールの代名詞のゾット。こちらもポップの風味と苦みがしっかり聞いてて好みの味です!

ゾットは街中のどのお店でも注文できますし、瓶もどこでも売ってますが、やはり生産地のドゥハルブルマー醸造所併設のレストランで飲むと出来立て!って感じでいいですな。

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