サン・セバスチャンへ

サンティアゴの次の街は、この旅の最大の目的地であるサン・セバスチャンへ向かいます。

サンティアゴからサン・セバスチャンへはレンタカーを除くと以下のような移動方法があって結構迷いました。北スペインの端同士で距離は600kmの大移動です。

 

・鉄道

旅情たっぷりですが、直通はないのでいくつかルートを考えなければなりません。

ビスケー湾沿いのローカル線乗り継ぎだと特急列車もなく、フェロール、オビエドサンタンデールビルバオで乗り継ぎ。1日では到達できないかもなので、どこかで1泊するプラン。

または、内陸を行き、レオンまではRenfeで移動、レオンからビルバオまではローカル線でゆっくり。こっちなら丸1日かければ到達できそうでした。でも余裕を持つなら美食の街レオンで1泊してバルを楽しむプラン。

移動費は中。


・バス

サンティアゴからビルバオまでの直通の長距離バスがAlsaで設定されていました。

日中の便と深夜の便。移動時間は12時間。距離的にもキングオブ深夜バスのはかた号と同じくらいでしょうか。

サンティアゴ夕方発、ビルバオ早朝着です。移動費は一番安い上、ホテル代が1泊浮くメリットはありますが、4列シートの深夜バスに耐えられるか・・・

乗車率は高くなさそうなので運が良ければ2シート占拠できそうでしたが。


・飛行機

今回の手段がこれ。

サンティアゴからビルバオまではイベリア航空の直通便が設定されていて最短だと1時間で到着します。直行便高いですが。

今回はバスク地方のあとに帰国のためにマドリードまで戻るので、サンティアゴビルバオビルバオマドリードのセットで航空券を買いました。合わせて2万円ちょいでお買い得感もありましたので。その分、ビルバオ行きはマドリード経由になっちゃいましたので3時間。

 

サンティアゴ空港までは旧市街の南、ガリシア広場から空港行きのバスが30分おきに出ています。所要時間はおよそ50分。始発は朝6時なので、早朝便でもなんとか間に合います。

サンティアゴ空港は小さな空港なので迷いもしないですね。

 

今回利用したイベリア航空は、マドリード到着時にメールで乗り継ぎのゲート案内が来ました。マドリードはターミナル4つもある巨大空港なので、こういうサービスは嬉しいですね。結局乗り換えは到着ゲートの正面ゲートでしたがw

 

飛行機からはビスケー湾の街を上空から見ることができました。

これはおそらく、カストロ・ウルディアレスの街。

ビルバオ到着直前には、あとで行くことになるビスカヤ橋も上空から確認。

気分も上がります!!

 

ビルバオ空港のターンテーブルのフロアにはビスカヤ橋の模型が。126周年だそうで。刻むねえww

ビルバオ空港からサン・セバスチャンまでは直行のバスが1時間に1本。17ユーロほど。

時間があるのでお昼ご飯。サンドイッチの具は当然ハモンセラーノ

ビルバオ空港の端っこから出ています。チケットは自動販売機で。チケットカウンターぽいのがあるんですが、これはビルバオ市街行きでサン・セバスチャンへのチケットは売ってないとのことです。

 

バスに乗り込み1時間ちょい。あこがれの街サン・セバスチャンのバスターミナルに到着です。

いやあ、素晴らしい町並み。

 

サン・セバスチャン3泊の宿は旧市街のペンシオン・アブ・ドミニ。

旧市街のバル巡りに最適の立地です。部屋も快適。バス・トイレは共有でしたが特に不便は感じませんでした。市場のすぐ北で、スーパーでの調達にも便利でした。

部屋にはバルコニーもあり、海も少し眺めることができます。

そして驚きはミニバーにおいてあった水、ジュースはもとよりカヴァのボトル1本までが無料な点!!早速スーパーで調達した生ハムでバルコニーで1杯。

これからのサン・セバスチャン4日間の滞在が楽しみになってきました。

 

サン・セバスチャンカード

サン・セバスチャンの滞在では、インフォメーションで購入したサン・セバスチャンカードを使いました。

指定日から10日間有効で博物館やケーブルカーなどの割引に加えて、設定された回数のバスに乗ることができます。

www.sansebastianturismoa.eus

バスに乗車できる回数で値段が変わり、自分は6回券がついている方のカードを買いました。

サン・セバスチャンの旧市街は小さいのであまりバスの利用もないのでたくさん使うことはないでしょうが、バスの運賃が1.75ユーロでいちいち小銭用意するのも面倒なので、記念も意味も込めてカードを買いました。結局1回分余ってしまいましたが。

ちなみにさらに範囲の広いバスクカードというのもありました。

 

なお、インフォメーションにはたまたまなのか日本語のできるスタッフがいて助かりました。やはり日本人もよく来るんでしょうかね。サン・セバスチャンには。