奥尻島その1
函館から奥尻島へは飛行機でびゅんといくこともできますが、今回は安上がりなバスとフェリーで向かいます。
フェリーの1便に乗るためには函館駅前を6:50に出発するバスに乗らねばなりません。
江差のフェリーターミナル前までおよそ2時間。
バスにはほとんど客はいなかったのですが、自家用車で来る人が多かったんでしょうかね。バス停からフェリーターミナルへ向かうと奥尻から来たばかりのフェリーから車が続々と排出されてました。
江差ー奥尻のフェリーは二等で片道2,910円。この時は観光のキャンペーンをしていて奥尻島での宿泊およびアクティビティをこなすと帰りがタダになるというのをしていたので乗っかってみました。宿泊したゲストハウスの島じかんさんもキャンペーンの対象でしたので。
奥尻島は今回の旅行のメイン目的地なので2泊します。
お世話になった島じかんさんはこちら。
奥尻の大きな二つの集落のうち、空港のあるほうの青苗地区のゲストハウスです。少し歩けば大きなスーパーがあるので大変に便利でした。部屋も綺麗でキッチンも共有のがあります。
また島での足として島じかんさんと同じオーナーが行っているレンタルバイクを使わせてもらいました。一人旅なのでレンタカーではなくスクーターでいいかなと。
奥尻島は海岸部以外は起伏が激しいので自転車はその手の好き者以外はきついでしょう。ぐるっと1周したら60㎞ほどあります。
スクーターでも奥尻地区から島の西側の神威脇地区までの道のりはなかなかにきつかった・・・
さて、そんな奥尻島に向かってフェリーが出航します。
こちらが二等室になります。コンセントは限りがあるので早めの場所取りが重要かも。
この時は二等指定席も解放されていたので行きは指定席、帰りは二等室で雑魚寝してました。
なお、奥尻ワインのほうは見学出来ず。どっかで飲んでおけばよかったなあ。
ワインは通販でも買えますが、日本酒のほうはほぼ奥尻島でしか流通してないそうで現地でないと飲めません。奥尻の水はもちろん、米も奥尻産のみを使用した純米酒。飲み口もよく程よい辛さ。食中酒としてクイクイ行けてしまいます。
奥尻島近辺ではイルカの群れに遭遇しました。
写真じゃわかりずらいですが。数頭の群れが遊泳してました。望遠持ってくればよかった。これは幸先よさそう!
帰りにはうにまるくん本体が出てきてくれましたよ!
なお、GWの時期は奥尻でウニは採れませんのであしからずww6月からだそうです。
予約してたスクーターをフェリーターミナルでピックアップして走り出しますよ。
海岸沿いの道はだいたいこんな感じ。一部奥尻から青苗へ向かい道は狭いところがあります。ここが一番の幹線道路のはずなのになぜか整備されてない。
今感じの道。
この道、風雨が強いときは通行止めになるそうで。たしかにちょっとでも風に煽られて海に落ちた日には死しかない感じはしました。
フェリーターミナル出てすぐのカントリーサイン。
奥尻島では各地区に独自のカントリーサインが立っていたので島を回る際にはそれらを見て回るのも面白いかもしれません。
宿泊先の青苗地区は南側なのでまずは北側を見に行きます。
宮津弁天宮
フェリーターミナルから6kmほど北上。
昔は番所だったとか。海に突き出た大きな岩の上に弁天様の真っ赤なお社が目立ちますね。県道からはいったん下ってからさらに上らねばなりません。なかなかの運動。港のほうから行けば登るだけですが。
賽の河原
仏教における三途の川の賽の河原と同じく、幼子の供養のための霊場となっています。
実際に石も積み上げられこの世にいつつ彼岸をみているような気分に。
歩く際にはそれらに気を付けつつ。
子供たちの他に海難事故の犠牲者もここで供養しているとか。
敷地内には土俵やステージもあり島で何かイベントあるときには使われるんでしょうか。
さて、この日はこの賽の河原にあるレストハウスでランチです。
海鮮を使った様々なメニューに目が行きますが、やはりここ名物のなべつるカレーをいただかねば!
ライスを奥尻のランドマーク、鍋釣岩にみたてて奥尻の海の部分にカレールーにイカ、サザエ、ホタテ、エビ、タコに加えてアワビが殻ごと1個入った贅沢な一品。これで1,500円ほどとは安い!そして美味い!