夏の北海道 釧網本線の旅
前日の花咲線の旅同様に始発の釧路駅へ。この日は釧網本線で釧路から網走までの旅です。
釧網本線は釧路出たところからノロッコ列車も走る釧路湿原の中を走り、オホーツク海に出てからは海沿いの風光明媚なところを走る景勝路線で、車窓がとにかく美しく乗ってて楽しい路線です!
この日もワンマンカーに乗ります!
出発してすぐの釧路川。この川を渡り東釧路までは前日の花咲線と同じですが、そこから分岐して釧路湿原へ向います。
早朝ということもあり霧が充満してましたが、これはこれで幻想的な釧路湿原の中を走っていきます。
ノロッコ列車は朝の便は9時、10時くらいなので釧路市場で朝ごはんを頂いてから行くとちょうどよいですね!2014年の訪問ではゆっくりしたのでその時のこおてゃまたいずれ。
標茶駅では対向車待ち。
標茶は阿寒摩周国立公園の手前でホームには釧路へ通勤通学する人たちが列車待ちしてました。
南弟子屈駅までの直線レールも北海道らしくていいですね!
木々に埋もれた美留和駅の駅看板。待合室は大丈夫でしたよ。
札弦から清里、清里から南斜里、中斜里までの間の平原の中の直線レールもまた良い!
知床観光の玄関口知床斜里駅。ここから汽車はオホーツク海沿いを走ります。
この海沿いが斜里のあと網走手前まで続きます。釧網本線の車窓のハイライトですね!
原生花園駅から見る濤沸湖
海に一番近い駅とも言われる北浜駅から。
この鱒浦駅から内陸に入っていきます。
およそ3時間、列車に揺られ網走に到着。
札幌へ向かう特急オホーツクも待機してました。
自分はここからレンタカーを借りて知床方面へ向かい(戻り)ます
有名な網走監獄のほか、流氷にそこに住むクリオネや縄文時代のオホーツク文化の中心となったモヨロ人の像など、駅前にはなかなか観光客を惹きつけるオブジェが多くありましたw
車を借りていま来た路線を戻って行きます。
まずはオホーツク海に一番近い駅、北浜駅へ。古くは網走番外地から映画のロケ地となってきただけあって味のあるいい駅舎です!
無人駅ではありますが、駅舎を利用した喫茶店があり海を眺めてゆっくりランチもできます。
翌日にはホームと海を望む展望台から原生的な風景を走る汽車も見ることができました!
夜は夜で網走の夜景がキレイです。
北浜駅すこし超えて濤沸湖から海へ流れる河口に掛かる橋を行く汽車。
原生花園駅
臨時駅で夏期しか営業してません。夏の終りですが、駅員も営業中はいるみたいで、写真も撮ってもらいましたww
斜里川橋梁
知床斜里駅手前の橋梁で、1両編成の汽車が渡っていく様は実に絵になるポイントでした!
斜里橋に車を停めて少しだけ歩きますが。
夏の北海道 道東編2011 日本最東端へ2
根室駅でレンタカーを借りて根室市周辺をドライブしてきました。
まず目指すは本土最東端の納沙布岬です。
30分足らずで北方領土を望む公園へ。
車を止めて公園を散策。
ノシャップ岬から領土放棄した樺太の遠景を見るのとは違い、この望郷の公園から見る国後島や歯舞諸島は感情が違いますね。
北方四島を模ったモニュメントには絶えず火が燃えていました。
平和の鐘や返せ!の碑など。北方館も見学し、返還署名もしてきました。
納沙布岬への道には牧場も多く、のどかな風景も楽しみながらドライブできますよ。
根室市内の明治公園
明治8年創設の牧場のサイロということで、気持ちのいい天気も手伝って歴史を感じます。
温根沼大橋
根室市の西側にある温根沼にかかる橋で、海沿いの道からのカーブから見る橋梁がキレイです。
その温根沼のすぐとなりにある汽水湖です。
野鳥も多く、道の駅スワン44ねむろからは湖を眺めるレストランやテラスでカフェもできます。
この道の駅はデザインもなかなか良く、風蓮湖の自然を学べる資料室もあり面白かったです!
土産コーナーには花咲蟹も。花咲蟹の漁は夏に解禁されるのでまさにシーズンまっさかりでの訪問でした。
春国岱
入り口から散策道が伸びているので少しだけ歩いてきました。
花咲港
サンマ漁の水揚げ量日本一で有名ですが、放射線状の車石もまた珍しい奇岩として面白いです。
その岩がある灯台の先まで遊歩道続いてます。夏の終りの北海道、気持ちいい風でした。
根室港
正面の弁天島の神社
帰りの車窓
夏の北海道 道東編2011 日本最東端へ
2011年8月末に道東へ旅行してきました。
2011年は1週間ほどで釧路IN/OUTで網走や知床、根室へ。
東京は残暑きびしい中やはり北海道は過ごしやすかったです。
道東には2014年にも行ってきましたが、そちらはまた今度。
釧路
夕方空港に到着すると23℃。涼しい!!
宿について夕方の釧路の街を散歩。
街の中心から釧路川に向かうと幣舞橋にたどり着きます。
この橋からの夕陽が素晴らしいの一言!日が暮れるまで橋の上や釧路川の河岸をぶらっとしてました。
欄干には4体の像があるのですが、それぞれ四季を模しているそうで。
夜景もきれいなので夜にこの河岸を歩くのも楽しいですね。
翌日は霧がかかって幻想的な感じに。
橋の向こうの高台には公園があり、釧路の街を展望できます。
公園には出世坂という演技の有りそうな坂も。昔は地獄坂と真逆っぽいイメージの名前だったらしいですが、この坂の上に学校ができてからこの名前になったそうです。
釧路の夕食はBBQ
釧路の市場の屋上で開催していたので僕も参加してきました!
北海道らしい海の幸に肉も追加で。
これを炭火で頂くと、、、うまー!
花咲線
この旅では鉄道に乗ることも目的で花咲線で根室往復。釧網本線で網走へ行ったりしてました。
この花咲線は日本最東端の根室まで伸びる路線ですが、との車窓は日本とは思えぬ草原を走ったりするの素晴らしい景勝路線です。
釧路駅はの946の看板が特徴的w
茶内駅
この茶内駅まで行く目的は車窓からの湿原ですね。
行きは霧がかかってたのでこんな感じ。
この駅で上り列車も待ち、一旦折り返して厚岸へ向かいます。
除雪車だ!
厚岸
厚岸駅に到着。
この街はこの看板の通り牡蠣で有名な街。まだ午前の早い時間なのでお店は開いてませんが次の根室行きまで時間があるので厚岸の街を散歩していきます。
街には結構花がいっぱい。
北海道、東北地方特有のハマナスも咲いてました。
厚岸大橋
厚岸湾にかかる赤いトラスが美しい橋です。
この橋からは厚岸湾内の弁天島や牡蠣の養殖場を見ることができます。
厚岸は根室からの帰りにも寄ったので、夜の厚岸大橋を。霧ってましたが
厚岸散歩後にまた根室へ向かいます。
今度は花咲線を終着地まで。
霧が晴れた厚岸~糸魚沢間の車窓は湾から伸びた湿原沿いを走る区間で楽しいです!
花咲線の車窓
日本最東端の駅は根室ではなく、この東根室になります。花咲線は終着の根室に着く前にカーブをするので一駅前のこの駅が最東端となってます。
根室駅
遂に根室駅到着。稚内同様にこの先にレールのない日本の果てに来た感じがたまんないです。
夏の北海道 旭川ドライブ
礼文島から戻り稚内から旭川までは特急スーパー宗谷で一気に旭川までUターン。
翌日は夜発の飛行機まで旭川周辺をドライブしてきました。
幌加内
幌加内は、日本の最低気温-41.2℃を記録した町でもあってカントリーサインにもそのことがデザインされてました。
また幌加内はそばで有名で、目的もそば。そばの収穫量、作付面積ともに日本一。
ただし、この時期は新そばなどを頼むのではなく、そば畑を堪能してきました。そばの花のシーズンで車を止めて畑に近づくととてもいい香りがしてきます。
そば畑を突っ切るまっすぐな道。見える範囲はぜんぶそば。
お昼は道の駅ほろかないで温泉に入ったあとに幌加内そば。
真っ黒でそば殻の香ばしい匂いで食欲のそそる音威子府そばとはまた違い、上品な香りで美味い!
レールはもうないですが、この第三雨竜川橋梁は残っているので見学してきました。
北竜
次は戻ってきて北竜へ。
ここで夏といえばやはりひまわり。道の駅に隣接してひまわり畑があるのですが、その道の駅の入口のインパクトwwwマレー系や台湾南部にありそうなデザインにびっくりですw
道の駅の近くにはひまわり迷路なんかもあり。
一面のひまわりはやはり夏!
神居古潭
漫画「うしおととら」でも前半のクライマックスともなった旅の終着地。劇中の橋なんかもあります。この橋、重量制限があり100人までしか通れないとのこと。ま、あまり人居なかったので団体客来ない限りはなんの問題もないでしょうが。
函館本線の旧線がこの景勝地を通っていた事もあって駅舎なども保存されてます。
石狩川の渓流が創った風景は素晴らしかった。
機関車も保存されてました。鉄道好きにも大変楽しめますね!
旭山動物園
何度か訪問してますが、このときが初めてだったかな。
すでに行動展示で有名になっていたこともあって午後おそくから入ったのに結構な入場者でした。
狼の行動を地面からののぞき穴で見るのとかなかなかおもしろかった!
夏の北海道 礼文島ドライブ
礼文島3日めはお昼の便で稚内へ戻るので、午前中の3時間ほどをスクーターを借りてドライブ。
礼文林道コース
桃岩までの道の途中から島の中央部へ向かう砂利道を進むとレブンウスユキソウ群生地があります。砂利道とはいえ車が通れるくらいの道なのでスクーターで向かいました。
レブンウスユキソウはヨーロッパではエーデルワイスと言われるウスユキソウの仲間で小さく白い花が儚さを感じられる植物です。
道の途中にもいろいろな花が出迎えてくれます。
道の途中には展望台へ向かう小道も。
向かいと島の西側の元地集落と海が広がります!
レブンウスユキソウ群生地には駐車場もあり、海へ向かう斜面には一面の野草が花咲かてます!空気も美味しいし素晴らしい景色ですね!
レブンウスユキソウ
高山植物園
久種湖への道の途中にある島の植物を季節が外れていても見ることができる施設です。
ここへ向かう道道40号には北海道でよく見るカントリーサインのローカル版の看板がドライブを楽しませてくれます!
野生のレブンアツモリソウは見れませんでしたが、ここでは観察することができるので向かいました。時間的にもここまで来てまた戻ると丁度いい時間。
屋外で栽培されている高山植物も観察可能
うに剥きセンター
うに剥きしたかったけど時間がなかったので覗くだけ。
トドの剥製が向かえてくれます。センター内にはシンクに雲丹がたくさん。美味しそうww
うに剥きセンター近くにも小川の河口が。ここも降りられるので冷たい清流に足を浸すことができます。気持ちいい!
スクーターを返してお日ご飯。
ホッケのちゃんちゃん焼き。美味い!ご飯が進む!
さよなら礼文島。
めっさ楽しかった!!
ユースホステルの人が送迎してたw
夏の北海道 礼文島1日トレイル
礼文島二日目はまる1日かけて歩き倒し。
礼文島にはトレイルコースが複数ありますが、この日はシマノ最北端のスコトン岬からスタート。
まずはスタート地点のスコトン岬までバスで移動。
朝一のバスなので日本最北の高校への通学で学生も乗車してきます。
もう廃校になっているようですが、最北の小学校もバスルートにありましった。スコトン=須古頓と書くのか。
日本最北限の岬。まずは風景を楽しみます。最北端は宗谷岬なので最北限を名乗っているそうで。
岬の先にはトド島。剥き出しの岩と海からの風で冒険心を掻き立てられるこの岬からスタート。
トレイルコースは、岬めぐりコースから久種湖へ向かい、礼文島空港を見て、島の北東の幌泊漁港まで行ってバスで帰るというオリジナルコースで歩いてきました。
岬めぐりコース
スコトン岬から南下してゴロタ岬、そして澄海岬を目指します。
バスには観光客もいましたが、歩くのは自分だけのようで、この荒涼とした草原を空と海の青を楽しみながら歩きます。
トド島展望台。
ゴロタ岬。
岬めぐりコースでは標高が高くこのときはここだけ雲が発生しているくらいでした。
海からの傾斜角も大きいので急激な温度変化が起きてる証左ですね。
岬を下り、更に南下。道筋には花
振り返ると先程のゴロタ岬にはまだ雲が。
鉄府漁港
この港を抜けると澄海岬への山道の入り口があります。
なにか採っているのか、泳いでいる人も。
8月とはいえ、ここは礼文島水は超冷えてました。
澄海岬への道のほか、神社のある岬にも行けるようで、山道から赤い鳥居が見えます。
澄海岬。
小さな湾になっていて穏やかなところ。海底も見えて、礼文ブルーの異名も頷けます。
ここが日本最北端の島とは思えませんね。
澄海岬への入り口までは道路もあって観光バスも来ます。
お店もあるのでここで一旦休憩。歩いた体にビールがうまい!
ここからさらに南下する、愛とロマンの8時間コースには何の補給基地もないので。
レブンアツモリソウ群生地
1ヶ月遅かったのでここでは見れず・・・
浜中集落からオホーツク海に流れる大沢川。
橋から降りれたので歩き疲れた足を水に浸して休憩。冷たい!気持ちいい!
水はキレイですが、藻のせいでちょっと滑りやすかった
久種湖
湖畔にはキャンプ場やホテルなど。ちょっとしたリゾートですね。湖の周りを1周するおよそ1時間のトレッキングコースもあり、歩いてきました。
湖の南側には水芭蕉の群生地もあります。水芭蕉もシーズンはないのですが。
久種湖から今度は北上して船泊集落へ。
この当たりの海岸線は礼文島ではなかなかないビーチになっていて気軽に海に入ることができます。冷たいし水着もないので足だけですがw
ここから坂を登り礼文空港へ。
礼文空港は日本最北端の空港ですが、業務は停止しています。以前訪問した日本最南端の波照間空港と同じですね。波照間空港は新しくなっているそうですが。
ただ設備は維持管理されているので物寂しいですが、廃墟という訳ではありません。
幌泊漁港
空港から東側へ下り、この空港下というバス停から宿へ帰ります。
バスがくるまで散策。
猫と遊んだり。
しているうちにバス到着。
朝7時のバスでスコトン岬へ出発して5時半くらいに宿着。10時間ほどかけた礼文島北側の旅楽しかったです!
宿に持ったあとの食事では礼文名物の昆布焼酎で疲れを癒やしましたw
昆布の舌触りがあるかのような飲み口でミネラルたっぷり取れそう。
夏の北海道 礼文島へ
今回の旅の2大目的は宗谷本線各駅停車の旅と、この礼文島です。
日本最北端の島として前々から行ってみたかったのです。
宿もこの島で2泊。この美しい島は東側には道道40号線に沿って港や集落などが南北に伸びていますが、西側は自然のまま。日本とは思えぬ雄大な景色の中のトレッキングコースで咲き誇る高山植物を楽しむことができます。
別名、花の浮島。緯度が高いため海抜0メートルから高山植物が見られるのが特徴で、島には中央部を除けば高い木も存在しません。
花のメインシーズンは6-7月で、自分の訪問した8月は花の季節の終わりあたりですが、それでも可愛らしい花々に出会うことができました
利尻島の鴛泊港から礼文島の香深港まではおよそ40分。デッキからはずっと利尻富士が見えてました。
香深港到着は13:40。
まずは港近くで腹ごしらえ。天然利尻昆布を餌にして育つ贅沢なエゾバフンウニてんこ盛り。美味くないはずはなく。
桃岩展望台コース
午後の軽い運動のために島南部に設定された短めのトラッキングコースを歩きます。
港に迎えに来てもらった宿の人にお願いしてトラッキングコースの南側の入口であるこの知床停留所まで送ってもらいました。
ここからおよそ3時間弱ほどのハイキングです。
まずは集落から上り坂を上がって行きますが、少しして振り返ると利尻富士が。
そして、早速小さな花たちがコースのあちこちで観察できます。
丘を登りきると、ほとんど手のついてない島の西側に抜けます。
こちら側は丘陵から落ちるように海が広がっていて、この景色はスコットランドやノルウェーの海岸線を彷彿とさせてます(行ったことないですがw)
コース名にもなっている桃岩ちかくには東側2つの集落のうちの一つがあります。
ユースホステルもあるんで宿泊も可能です。
歩き終えたあとは、港近くの礼文温泉で一汗流してから宿へ。
はな心
礼文島で利用した宿。
市街地からは少し外れたところですが、宿の食事は美味しいし、部屋からは利尻富士も見れるロケーションもなかなかです。
近くには少しの民家があるだけなので夜には夏の大三角形など星もよく見えます。
朝には漁をしている船も見かけました。
利尻島からのフェリーも近くを通るようで
少し歩けばセイコーマートもあるんで、なかなか便利な位置にあります。
食事はやはり魚介メイン。ウニ・イクラ・エビといろいろあって1泊1万くらい。
二日目の夕食
礼文島名物、昆布焼酎がまた美味しかった。気持ちぬめりがある舌触りもまた格別。