クライストチャーチの夜
クライストチャーチの夜景
ゴンドラから戻ってくると日も沈み、夜のクライストチャーチに。
クライストチャーチは飛び石で計2泊したので、その時の夕食やパブなど紹介したいと思います。
クライストチャーチの夜の散歩をぶらぶらしつつご飯やパブを巡ってました。
観光客が殺到するような街ではないので夜の街はあまり人影もなく落ち着いた雰囲気でした。
その中でもカードボード・カテドラルは夜でも美しい幾何学模様のステンドグラスが輝くランドマーク的建物の役割を果たしています。
こちらは夜の追憶の橋。
エイボン川にライトアップされた姿が鏡のように映りなかなかの幻想的な風景。
時計台。
クライストチャーチの中心部を斜めに走るビクトリア・ストリートに立っている歴史を感じさせるたたずまいの時計台です。
建てられたのは1860年というので確かに。地震の中も生き残ったのでしょうね。
カテドラルスクエアの聖杯のモニュメント。
こちらも夜は内部に火がともったかのようなライトアップがされて夜の街に映えますね。
昼間見た巨大チェスはケースにしまわれてまた翌日のゲームを待ちます。
クライストチャーチの交通の中心部のバスターミナル。
一応鉄道も通っていますが南島最北のピクトンと、オーストラリア側のタスマン海沿岸のグレイマウス行きでそれぞれ1日1便のみという、鉄道旅を楽しむ以外には使いようがなかなか見つけられない交通手段に基本は飛行機とバスでの移動が主になるかと思います。
ハグレー公園
宿泊は公園近くのユースホステルなので、星を見ながら散歩。
クライストチャーチの夜は光源もそこまで多くなく、星がよく見えます。
目を凝らせば天の川もちゃんと見えました。東京とはやはり違いますね。
クライストチャーチは飛び石で計2泊したので、その時の夕食やパブなど紹介したいと思います。
沼地
イギリス連合だっただけあって、ビールはエールなどが揃ってます。
飲んでいたらライブが始まって大盛り上がりでした!
ポメロイの古い醸造所
クライストチャーチ中心部からは少し外れたところで徒歩20分ほどつらつら歩いて到着。
タップ数も多くいろんなビールを楽しめます。
ダックスダイン
ハグレー公園を抜けた先を少し歩いたところのレストラン。
ブラフオイスターを求めた来ましたが、入荷していなかったとのことで河合にサーモンのピザを。しかし、これが大当たり!めっちゃ美味かった!
クライストチャーチ 観光2
コンテナモール
地震の影響で閉鎖されたショッピングモール後にRe:Startというコンセプトで施設された商店街で、コンテナを改造した店舗が並んでいます。
フードコートもあるのでここのケバブ屋でお昼ご飯です。
カラフルなコンテナが目を見張るスポットですが、2018年にコンテナという復興の一時的な形態の営業を終えて今はRiverside Marketとして新たなショッピングモールになっているとか。
追憶の橋
エイボン川に架かる歩行者専用橋。大きなアーチが特徴です。
第一次世界大戦のモニュメントだそうで。
街のシンボルにもなっていそう。車が通らないので市民の憩いの場にもなっているのか、卓球台が置いてあって復興の工事関係者が楽しんでしました。
大聖堂
クライストチャーチの中心にある大聖堂を囲む広場はトラムも行きかう賑やかな場所でした。
復興事業のモニュメントとして聖杯をモチーフにした大きなオブジェが広場の中央にドンとそびえています。
そのすぐ後ろには倒壊したままの姿の大聖堂。
大聖堂は御覧のあり様なので内部などの見学など近づくことはできませんが、被害の大きさはとても伝わってきました。
このままの大聖堂の復元は資金面で難しいそうでいずれ解体されるそうで。
広場には巨大なチェスボードが、地元の方が対戦してました。
御覧のように駒はキングなど大きなものだと腰まであります。これをよいしょと持ち上げて遊びます。クライストチャーチの空港にも似たような巨大ボードがありましたし、ニュージーランドの人はチェス大好きなんですね。
夜にはこのチェスの駒専用のロッカーに収められるみたい。
普通の大きさのチェスを楽しむ人もいました。
カードボード・カテドラル
倒壊した広場の大聖堂の代わりとして建てられた段ボール紙の素材でできている仮設大聖堂です。
坂茂氏の設計ということで日本人的にもかかわりを感じる建物ですね。
紙のポールをトラス状に組み上げた内部には光が多く差し込んで非常に明るい空間になっています。
仮説ということもあって内部は非常にシンプル。ステンドグラスも三角形を組み合わせた幾何学的なものでシンプルな内部と調和してますね。
本来の大聖堂の建て替えなりが終わるまではこちらを使うそうですが、あちらの工期が定まってない中、いつまで使われるのかは不明です。耐用年数は50年とのことですが。
クライストチャーチ・ゴンドラ
クライストチャーチの南西、リトルトンとの間のキャンベンディッシュ山へのゴンドラにも乗ってきました。
クライストチャーチのバスターミナルから30分ほど。
ただこの日は山頂は靄がかかっていてリトルトンの街などは全く見えず・・・残念。
かろうじてリトルトン側の湾が低い位置で見えたくらい。またクライストチャーチに行く機会があればリベンジしたいです。
クライストチャーチ 観光1
トラム
クライストチャーチには観光用トラムとして中心部をぐるっと回る1路線のみ現存しています。
過去には郊外まで路線が伸びていて、散歩しているとところどころでトラムのレール跡が残る道に出会えます。
市民の足ではなくて、完全に観光用でチケットは1日乗車券のみ。ルートも一方通行です。
今回はときどき走っているのを見かけては写真に収めてました。
クランマースクエア前の停留所
この濃いブラウンの車両は見た目ではレトロな感じがしていいですね。
コンテナモール前、そしてハイストリートの停留所
この赤い車両はリスボンのトラムにそっくりです
カテドラル前。地震から6年経っていますが、建物の修繕はまだ道半ばの模様。
カテドラルジャンクションというモール内もトラムの路線の一部。
モールから出てきたところ。
夜はディナー専用車がこのモールから出発します。
秋の風景
5月末は南半球では秋。2017年は初めての紅葉を5月に見ることになりました。
なんだか妙な気分ですなw
川面には落ち葉がゆらゆらするエイボン川のボートハウス。
ここからクルーズも行われている模様。
住宅街も完全に秋模様。
イチョウのじゅうたんができてます。ガーデンシティの名はこんな住宅街の道にも当てはまるのか散歩して楽しい街でした。
翌日はこのカンタベリーミュージアム前から長距離バスに乗り込みます。
クライストチャーチ美術館
特徴的な美術館の上にたたずんでいる巨大な手のオブジェが目印です。
ニュージーランドのロニー・バン・ハウト氏の「Quasi」という名の作品ですが、2019年にクライストチャーチからウェリントンの美術館へ移設されてしまったらしくていまは無いそうです。
ということでクライストチャーチに在りし日のお姿。
この表情がなんともw
美術館の敷地にはほかにも様々なオブジェが出迎えてくれます。
2017年5月 ニュージーランド旅行 イントロ
2017年の5月下旬、ニュージーランドへ旅行をしてきました。
それまでニュージーランドへは行ったことはないのですが、ニュージーランド航空のメルマガ会員だったおかげで、この時期に成田ーオークランドの往復が50%オフの航空券のオファーを受けたのでこれはチャンスとばかりに飛び付いた次第です。
それまでシンガポールが最も南下した場所で南半球へは未訪問だったこともあって、ニュージーランドは非常に魅力のある国でもありますし、これを機に行ってみるかと決意しました。
ただ50%オフは平日のフライトなので、水曜成田発、帰国便は火曜オークランド発でプランを練ります。
この旅行の時期は南半球であるニュージーランドは当然季節は逆転して、晩秋となっているはず。
ワインを摘む時期は終わっていますが、食べ物としては牡蠣がおいしい時期です。特にニュージーランド南島最南端のブラフで採れるというブラフオイスターは美味しいとの評判でこれは必須と。
結局、現地まで行くのはちょっと遠いなとも感じたので行きませんでした。次は、この旅で見送ったクイーンズタウンやダニーデンを含めて行ってみるのもいいかなと思ったり。
この旅での目的地は、テカポ湖という世界一星空が美しい、別名「星空世界遺産」とも言われる場所を定めました。
日本でも波照間島や礼文島でも満点の星を見てきましたが、ここは一味違うのかもという期待も込めてテカポ湖で2泊。
そこへ行くための中継地点としてクライストチャーチで前後1泊。
また帰国便はオークランド発が朝ということもあったので、クライストチャーチからオークランドの国内線との乗り継ぎ時間は最大限取るそうなフライトを選んで、オークランドでおまけの1泊としました。
クライストチャーチは別名「ガーデンシティ」と呼ばれる美しい庭園の多い街。
オークランドは別名「シティ・オブ・セイル」と呼ばれる美しい港町ということでそれぞれの街歩きにも期待をして。
ニュージーランド航空でのフライトは実に快適でした。
平日だからなのか、搭乗率は7割ほど。
ニュージーランド航空ではカウチシートとして横一列占有できるチケットもあるんですが、それを使わずとも3シート独占してゆったり過ごすことが幸運にもできました。(帰りは割と混んでたのでできず・・・)
また、エコノミーだというのにフリーで頼めるドリンクが豊富でニュージーランドワインの赤白はもちろん、スパークリングも飲み放題。
しかも注文はCAさんを呼ぶのではなくシートのディスプレイでさくっと頼めると。いたせりつくせりでしたね。
機内食も合格点。
オークランド空港到着。
アボリジニーの装飾のゲートでお出迎え
出発ゲートのほうにはロードオブザリングのモニュメントなども多くあります。
オークランド空港は国際線ターミナルと国内線ターミナルは別棟なので、案内に従って建物外の道をてくてく。
ニュージーランドは日本と同じ島国で面積は本州と九州を足したくらい。
人口は500万人なので、大自然も多く残されています。
機内から見たニュージーランドの自然に期待が持ち上がります!
国内線のほうで提供されたコーヒーとビスケット。
ビスケットはニュージーランド発祥で世界でもメジャーなクッキータイム。しっとりめのボリューミーなクッキーでお土産にもしました!
空港でも売ってますが、スーパーでも普通に売っていて正にニュージーランドっ子のコーヒーのお供に最適です!
東京ー札幌間とほぼ同じ、約一時間半のフライトを終えクライストチャーチへ到着。
翌日早朝のテカポ湖へのバスまでの間、クライストチャーチの街を散策します。
アーヘン観光
旅の終盤は、マーストリヒトから路線バスでドイツ入国。
およそマーストリヒト駅前からおよそ1時間でドイツのアーヘン駅前に到着です。
道すがらは大きな町もなく、長閑な風景で、いつの間にか国境超えてましたね。
アーヘン駅は、いかにもドイツらしい重厚なつくり。
アーヘン大聖堂
この町も古都として有名で、カール大帝がフランク王国の都とされてました。
そのカール大帝が建てた大聖堂は世界遺産の最初の12件のうちの一つにもなってます。
アーヘンの街のど真ん中にこの大聖堂があるので駅からはちょっと歩きました。
入場は無料ですが、内装は豪華の一言。写真を撮るために1ユーロを支払って礼拝堂をゆっくり見ていきます。
カール大帝の権力の高さと贅を尽くした黄金の礼拝堂は必見ですね。
この八角の礼拝堂は思わず天を見上げてしまいます。
礼拝堂の中心から見上げると美しい正八角形のドームへ光が差し込む幻想的な空気を感じますね。
目線を下に移すと礼拝堂を囲む大理石の柱も黄金で眩しいです!
この礼拝堂の奥にあるのがガラスの礼拝堂で、天井まで伸びるステンドグラスに囲まれた空間に、黄金の箱に入れられた聖遺物が収められています。
実際、こんな高さのステンドグラスは初めて見ましたね。
高さはなんと25m。学校のプールが入ってしまいます。
宝物庫のほうも豪華なものばかり。
カール大帝の像も黄金で作られています。
市庁舎
大聖堂から広場を挟んで見えるのがアーヘン市庁舎。
こちらは裏側ですが。
正面に回ってみます。
大聖堂からみた小ぎれいな感じから一変、非常に歴史を感じる医師の変色具合が特徴ですね。
市庁舎は見学もできます。
会議室のホールは天井画も美しい。
執務室も素敵な感じです。
大ホールは1,000人は余裕そうな空間で、壁にはカール大帝の壁画など。
そしてそのホールの窓から見た大聖堂。
市庁舎から見ると大聖堂は横向きになっています。
エリゼンブルネン
アーヘンは温泉地であり、街の名前も鉱泉を意味するラテン語が元になっているそう。
郊外には温泉施設もありますが、この日は帰りの飛行機乗るためにデュッセルドルフに戻らねばならないので雰囲気だけ楽しみます。
湧き出る温泉は飲めないようですが、手をすすぐくらいはいいでしょう。
マーストリヒト観光2
Book Store Dominicanen
マーストリヒトへ来た目的の一つ。
The Guardian誌により世界一美しい本屋に選ばれたところです。
800年前に建てられた聖ドミニコ教会を改装した本屋。
実際に自分の目で見たかったのでこの町までやってきましたよ。
教会の内陣にあたる部分はカフェに。
買った本をここで読むのもアリですな!中央には教会らしく十字型のテーブルが配置。教会内でも一番天井が高い場所でもあるんで本はなくとも厳かな雰囲気でお茶ができます。
元々が教会で内部空間が広くて本屋としては3階層でできてます。
しかし、3フロアに整備されているのは教会の右半分。左半分は1階からでも天井まで高く開けた作りになっています。
床には墓石がそのままになっていますし、教会の柱など教会そのものへは本屋としての現代の構造物は接触させず本来の教会の形はすべてそのままで本屋に切り替わっているのは凄いですね。
天井画を見に3階まで上がってきました。
流石に廃教会だっただけあってだいぶ擦れてはいますが往時は立派なものだっただろなと想像させてくれますね。
教会の外部。入り口も教会にアタッチメントされたもの。
夜になると折り畳まれてこの通り。
スタツ公園
街の南側には城壁と公園があって散歩に最適です。
マーストリヒトはヨーロッパによくある星型城塞の内部の街で北側にそのまま残っている公園もあるのですが、今回はこちら側へ。
城塞の一部の地獄の門。
公園からマース川対岸へはいくつか橋がありますが、公園から伸びるのは歩行者・自転車専用のホーヘ橋。
内堀の間から市内へ通じる部分は小さな門が。
夜のマーストリヒト散歩。
教会はどれもライトアップされて夕食後のぶらり散歩も楽しい!
マーストリヒトでのお土産は、なかなか珍しいオランダワイン。
アポステルホーフェという名前でラベルにはマーストリヒトの古地図があしらわれています。
ミュラートゥルガウという種のブドウの白ワイン。オランダはだいぶ緯度が高いですが、南部のこの辺りではワイン畑もあって若干数生産されています。
マーストリヒト観光1
リエージュでの散策を終えて、次なるマーストリヒトはオランダ最南端の街。
EUの首都ブリュッセルを訪れたからには、そのEU発祥となるマーストリヒト条約の結ばれたこの地も見ておきたいなと思って旅程に組み込んでいました。
オランダの南端はベルギーとドイツに挟まっている感じで、水曜どうでしょうのヨーロッパ21か国完全制覇の旅で国数稼ぐためにブルージュからアーヘンへの道のりで通過だけしてましたね。
僕もそんなノリで初めてのオランダの土地はこのマーストリヒトとなりました。
水曜どうでしょうではオランダは抜けてアーヘンで宿泊してましたが、今回はマーストリヒトで1泊します。
オランダはプロテスタントの国ということであまり外食などしないイメージですが、この辺りはベルギーに近いので感覚もそんな感じ。食事も美味しかったです。
マーストリヒト駅
リエージュからはマーストリヒトへは2両編成のローカル線で30分ちょい。
マース川のほとりをてくてく下っていきます。
駅舎自体も味わい深い感じで、ステンドグラスと重厚な赤レンガの作りがなんとなくベルギーとドイツの折衷的な雰囲気で面白い。
宿泊するホテルはマース川を挟んた旧市街へ向かいます。
天気いいなかスーツケースを転がしながら橋を渡ります。15分ほど。気持ちいい。
市庁舎
宿泊したホテルはこの市庁舎広場の一角を抑えておきました。
鐘楼と左右対称な真四角の作りが立派です!
今回の宿泊先。
レストランも併設されてたので、夕食もここで。
聖セルファース教会
この町一番の歴史のある教会へ。手前のフライトホフ広場もカフェが並ぶ居心地よさそうな広場です。
広場にはカラフルな悪魔?の像が春を告げているよう。
この教会のもとになった聖セルファースは4世紀の司祭だそうで、街自体の歴史もそのくらいからということでオランダの中でも古都に数えられています。
教会の入り口も幾何学模様の床と彫像で飾られた天井で、まるで異世界への色口のような雰囲気。カトリックの教会とのことで、やはりオランダという国の雰囲気とは違いますね。
教会内部も見上げると見事なアーチが
中庭は昔使われてたと思わしき鐘が。
通称おばあちゃんの鐘といわれて、重さは7tあるとか!
尖塔を登ってフライトホフ広場方面を。地平線のほうはもうドイツなのかな?
歴史のある教会ということもあって宝物庫の展示物も豪華な品ばかり。
聖セルファースの棺
宗教画もなかなか目を見張るものがあってつい長居してしまいます。
教会地下の聖セルファースのお墓は静寂の中に。
見どころの多い教会でした!
教会を出たら、先ほどのフライトホフ広場で休憩。