国連本部見学
5か所目は博物館ではなく国連本部です。
ニューヨーク市内にありながらアメリカではなく治外法権が適用されている敷地になってます。第二次大戦後の世界秩序の率いる組織、見学も可能ということで訪問してきました。
普通に職員も働いているところなので土日は休み。平日のみ見学可能です。
とはいえ自由に見て回るなんてことはできないのでガイドツアーで内部を見て回ります。公式HPから朝一の日本語ツアーを予約して行きました。やはり観光スポットなのでビジターセンターなどは午後は混みそうですしね。
ガイドの方は10年ほど国連職員として働いている日本の方で、ガイドはそういたひとたちがローテで回してるようです。
まずは正面の大きな絵が迎えてくれます。
スペインの画家の作品だそうで、何かを組み立てていく男たちが力強いタッチで描かれてて人類の可能性を感じるような絵ですな。
こちらの部屋は使用中。
施設内にはいろんなものも。
国連平和維持活動のゲート、アフリカで使われていたものだそうな。
PKOの活動先の地図など。
世界人権宣言のポスター。国連創設初期に採択された事件の基本的事項として国連の活動の基本骨子になっています。
世界のあらゆる人種があつまったモザイク画。
絵には一文が埋め込まれていてます。
「DO UNTO OTHERS AS YOU WOULD HAVE OTHERS DO UNTO YOU」
聖書の一句で「汝が欲するところを人に施せ」
世界の人々の相互理解の根底なのかもしれない。
世界の軍事費の計測パネル。数値は1日の軍事費とのこと。
平和を願う組織らしく、展示物の中にはライフルをギターに変えて音楽を披露目用みたいなものも。
核兵器のコーナーでは長崎の原爆を受けた女神像が置かれています。
この辺りは日本人としてはいろいろと思うところが出てくる場所でした。
さて、いよい国連の国連らしいメインの会議室の見学です。
テレビやら新聞やらでよく見る光景のなかに実際にいると感慨深いですな。
ここも実際に使っているときにはもちろん見学できないので、一応調べておいたほうがいいかもです。
左右にはぬるぬるとした赤と青のそれぞれの抽象画が。
会議室の大きさに合わせた巨大なアートで目を引きますね。
ポスターにも核兵器廃絶の意味が。
ショップでは国連参加している世界各国の旗が売られていたり。
個人的にはお土産として世界人権宣言の本を買っておきました。
ガイドツアーを終えて外に出てみるとバザーが開かれてました。
国連本部敷地内で。なんだかこれだけ見るとどっかの市民ホールみたい。
敷地内のオブジェ。
球体を持ったの球体。世界中にあるみたいで日本でも彫刻の森美術館にあるそうです。
こちらは分かりやすく平和を願うオブジェですな。
イントレピッド海上航空宇宙博物館
博物館4つ目はイントレピッド海上航空宇宙博物館。
第2次大戦でレイテ沖海戦にも参加した艦船で、現役引退後はハドソン川に係留されて博物館になっています。
この博物館もニューヨークシティパスで見学可能だったので行ってきました。
日本だと軍艦を見学したくても三笠くらいしかないですからね。自衛隊の艦船はたまに内覧会ありますが。
ロンドンでは軽巡洋艦のベルファストを見学しましたが、こんな大きな空母をじっさいに乗って見れるのは流石アメリカな感じです。
まずはイントレピットの外観から。全長250m全幅45m。ベルファストの2倍はあるかと思われる巨大な空母は入る前からテンション上がります。
乗員2600名というこのイントレピット、甲板の広さも半端ないです。
前に横須賀でヘリコプター護衛艦かがを見学しましたが、かがの大きさは全長248m、全幅38mでイントレピットを少しだけ小さくした感じ。かがの甲板も広い広いと感じましたので、やはりイントレピットの甲板も半端なく広いです。
その甲板上に所せましと戦闘機に戦闘ヘリが展示されています。
第二次大戦以降、ベトナム戦争まで現役だったそうで、ジェット機も運用されていたそうです。ということで展示されているのはジェット機ばかりです。
しかしたくさん展示されているんで甲板を歩くだけでだいぶ時間を食ってしまいましたww
甲板を見学した後は艦橋へ。
上まで上がって艦橋内から。かなり機能を絞った感じ。
お次は甲板下の格納庫。こちらにはプロペラ機も展示されてました。
甲板があれだけ広いので格納庫も大きい。ということで飛行機にヘリと展示されてます。
上を見上げるとミサイルもぶら下がっていたり。
航空「宇宙」博物館であるので、こんな展示も。
アポロのカプセルです。
内部の様子も見れますが、こんなシンプルだったのか。
さすがに最近のクルードラゴンのシンプルさほどではなく計器にボタンもありますが。
乗り込むこともできますよ!
イントレピッドからいったん降りて敷地内にて展示されているコンコルドを見学。
夢の超音速旅客機、実物の展示はこことシャルルドゴール空港くらいなのでなかなかに貴重です。
最後に併設の潜水艦を見学。
ぶっといミサイルが目印。
巨大なイントレピッドに比べると小さな潜水艦内部。
頭がぶつかりそうなところも。
やはり軍事博物館はどの国も面白いですね。ニューヨーク行ったらお勧めですよ。
MoMA見学
ニューヨーク美術館・博物館めぐり3か所目はニューヨーク近代美術館です。
今回はニューヨークシティパスは使えないので入館料25ドル也。
メトロポリタン美術館にも負けない収蔵品は見ごたえありますし、日本人建築家谷口吉生の設計でしんかんが建築されていたり、ユニクロがスポンサーで毎週金曜日の夜は入館無料だったり日本になじみが深いところにも親近感わきますね。
見学した時の企画展は東日本大震災の復興をテーマに様々な建築プランや模型が展示されてました。アメリカでも関心が深いのか結構な人出でしたね。
一般展示のほうは、さすがの収蔵品で名画がたくさん並んでます。
まずはメトロポリタン美術館にもあったエドガー・ドガ。
こちらでもバレエ少女の絵が展示されているのでわかりやすい&ブレないですな。
あちらにあった絵より光が少なくて室内感がより出ています。
バレエ以外の作品も一応ありましたw
彼の風景画なども室内の人物画からさらにぼやけたタッチがファンタジー感を与えますね。
現代美術も多く、絵以外の創作物のフロアも広くとってあります。
家具など身近なものを中心にしながら非現実的な世界観を与えるものが多いですね。
卵の殻が詰まった化粧台
めり込んだ椅子。しかもここにも卵の殻w
棺桶に無数の骨壺・・・
アルファベットが並んでいるんですが、それ以上の意味はくみ取れず。
銃器が並んでいたり
クラブVSロブスター
有名なアンディ・ウォーホルのトマトスープ缶の絵がずらりと。
釘が打たれまくって座れない。。。
線だけ、もしくは空白のみという一番難しい類の作品も。
寄生獣に出てきそう
また絵画ゾーンに戻ります。
ゴッホの星月夜。
見てると頭がぐるぐるしそうな。すべてが回転しそうな錯覚を覚えてしまいます。
アンリ・ルソーの眠るジプシー女。
ライオンが傍らに恐ろし気なシチュエーションなのに不思議な安心感。
マティスのダンス。
シンプルながらも輪を作って踊る姿は躍動感が凄くて個人手にはお気に入りの絵です。
2,5m×4mという巨大なカンバスに描かれているあたりからも大迫力なんですよね。
デ・キリコの作品。
ダリやマグリットと並ぶシューレアリズムの大家です。特殊過ぎる遠近感の不思議な絵です。汽車がいるのも特徴ですかね。なにも生き物の気配はないのに何者かは移動している。
さらに現代的なポッポアートのコーナー。
実にアメリカンな絵ですね。
メトロポリタン美術館2
西洋画のコーナーは教科書レベルで見たことあるかいがのオンパレードでどこを見ても素晴らしいですね。
改めて収蔵数と幅の広さに驚かされます。
モネ夫人と子供。やはりこの時代になると日常の風景が多いですね。一貫して平和な世界で温かみのある印象です。
やはり有名なバレエをする少女の絵が多いです。
ドガコーナーの中央にはバレエの少女の彫像も。
この周りでは一緒に記念撮影する人も多かったですね。
レンブラント。光を巧みに操る絵はやはり本物。オランダらしい質素な生活風景が切り取られたみたい。
一連の睡蓮シリーズの一部が展示されてます。
日本風の橋の1枚もここに。
睡蓮以外だとひまわりも展示されてました。
メトロポリタン美術館にはないですが、ひまわりといえばゴッホが有名ですね。あちらと違ってやはり印象派のタッチが前面に出てますね。
ヴァン・ゴッホ
ということでゴッホも展示されてます。ちょっと歪んた感覚で見える世界観がやはりゴッホらしさ。ゴッホは有名な絵がここではなくMOMAにあったりするので、そちらも必見です。
コットの春と嵐
ラブラブやな。見つめあう二人を見ているこっちが恥ずかしくなりそうな絵ですw
ミレー
こちらはルノワールとはまた別の社会の日常を切り取った作品。
雄大で永遠に続きそうな毎日を感じます。
フランス絵画として、モチーフの多いジャンヌダルクですが村娘姿は珍しい。
戦争がなければ。。。と思ってしまう。
古美術コーナーへ戻ります。
モザイク画のフロアには中世の教会からいろんな作品が集められてました。
静けさのなかで神々しく見ています。
ヨーロッパの教会の宝物庫みいるみたい。
展示場所も雰囲気に合わせた意匠になってます。
このへん、中国庭園や日本の茶室などのコーナーにも当てはまりますが
オリエンタルなコーナー
スルタンの部屋
ペルシャ絨毯の展示コーナーも素晴らしい。
近代のフロアにはシューレアリズムの一角。
360度ぐるりと作品が、これは大迫力!
南米コーナーは黄金ばかり。さすがエルドラドの地ですな。
フロア全部眩いばかりです。
太平洋のコーナー。南米からの海洋民族の船などが展示されてます。
大型の展示物が多いので、ここのまた迫力がありますね。
ギリシャのコーナー
神々の石像が並ぶ場所も神殿のようです。
しかしこうしてみると、モザイク画でみた神にくらべて、写実的ですね。古代ギリシャのレベルの高さをうかがえます。
エジプトのコーナー
ここにはデンドゥール神殿が移築されているんですが、メンテナンス中で見れなかった。残念。
エジプトの墳墓の中を模して中に入れるところも。狭い中にびっしりと文字と絵が描かれた回廊を進むのは現地で発掘している気分に。
アメリカらしい銃器のコレクションも。武器としての無骨さを感じさせない細かい装飾を施したものもあって、美術品だなと思わせますな。
メトロポリタン美術館1
ニューヨーク旅行博物館めぐり2つめはメトロポリタン美術館です。
世界最大級の私立美術館で、規模では大英博物館、ルーブル美術館と並ぶ世界三大美術館の一つですね。エルミタージュ美術館もいれて四大とするものあるそうです。
ロシアはまだ行ったことがないですが、ルーブルも大英博物館もとても1日じゃ足りない大きさ。このメトロポリタン美術館も丸1日、足を棒にして見学しましたが正直全然足りなかったです。足だけでなく、頭も情報処理するのにかなり疲れるので、体調失火した状態での見学をお勧めしますよ。ホントは2日間はとっても良かったかもです。
無料の大英博物館とおなじように、このメトロポリタン美術館は善意の寄付によって見学可能なのですが、今回はニューヨークシティパスで入館しました。
入場料1ドルでも入れるのは2018年に制度を切り替えたそうで観光客は25ドルになったとか。
建物の内装自体も重厚な雰囲気。世界中からいろんな人が訪れるので館内はにぎやかです。エントランスもこの雰囲気。
入館してすぐの大階段
正面に出てくる、最初のコレクションはマリウスの勝利。
まずはルネサンス期の絵画のコーナー。ま、ここだけでもあれこれと見たことある絵がぞろぞろ出てくるわけですが。本格的なガイドブック片手に見ていたらこのフロアだけで1日終わるでしょうww
ルーベンスの絵もいくつか見ることができます。
狼とキツネ狩り。
鹿狩りの夜明け
オランダの絵画が多いのですが、この教会の絵なんかは写実的で遠近感もあってまるで現代のよう。
お次はインドゾーン。石像から曼荼羅まで。
ルーブルと同じように世界中の工芸品、美術品がそろってて世界を旅した気分です。
中国ゾーン。
この辺りは遺跡からの古美術品が多いですね。
日本ゾーン。
掛け軸や屏風の他に和室そのものが美術品とされている
武具もそろってます
円卓で休憩する人たち。
日本フロアは南米に次いで黄金色な雰囲気で豪華な休憩を取れます。
古美術ばかりと思いきや現代アートぽいのも。
アメリカの現代美術のコーナー。
大きな天窓から日の光が降る明るい広場に彫像やカフェがあります。奥には移設された銀行の建物も。街灯なども100年前くらいものでちょっとしたタイムスリップです。
また西洋画のフロアへ。天使像が出迎えてくれます。
模写している人も。集中してますね。
こうガッツリキャンパスに向かって模写している風景も日本の美術館ではあまり見ないかも。
保安官とネイティブアメリカンの騎馬像。ここがアメリカであることを思い出しさせてくれます。
アンティークな家具のコーナーに楽器なども。あらゆるものが収められているなあとあらためて感じます。
館内の中国庭園。
祠の中も見事なものです。
石像のコーナーは他と比べて人も少ない場所で、俯瞰で見てるのもいいですね。
ポスターの展示も。
アメリカ自然史博物館
ニューヨークは世界のるつぼだけあって抱えている博物館もその規模は巨大です。
この時のニューヨーク旅行は晴れがほとんどなく天気が微妙な日が多かったので博物館めぐりに3日間をかけました。
ロンドンのときのように入場無料ではないので通い詰めするのはしなかったですが。
博物館めぐり1日目はアメリカ自然史博物館。
ナイトミュージアムの舞台であまりにも有名ですな。まずは正面入り口のルーズベルト像を見つつ内部へ侵入します。
正面ホールで向かえてくれるのは巨大な竜脚類であるバロサウルスの全身骨格模型です。
威嚇のポーズか、前足を高く掲げた状態での展示。まだチケット買ってないのにこんな迫力あるものを見せてくれるとは!
因みにチケットはニューヨークシティパスで入れます。
自然史博物館に入ってまず迎えてくれるのは像の群れ。
ここを囲むように2フロアにわたって今にも動き出しそうな剥製が大量にあります。
それぞれアメリカをはじめとした実物大のジオラマの中に動物たちの剥製が展示してあります。
舞台設定も砂漠、サバンナ、大草原、山岳。地域も局地周辺から赤道直下と思われる場所まで。ここだけで世界を見て回れるほど。
まずはアフリカ。
アメリカか、ヘラジカの群れ
雪の中を更新するバイソン
この辺りはアメリカの国立公園か。狼も生き生きとしてます。
カナダのほうか巨大なグリズリー。
ヘラジカ同士の戦いも迫力たっぷり。
ガゼルの群れ
獲物に向かっていくハイエナ
獲物を巣に持ち帰るハヤブサ
自然史博物館は動物ののかに人類史をなぞる展示物も多くあります。
主に南北アメリカ大陸における中南米の文明やネイティブアメリカン関連が多いです。ヨーロッパの博物館でもこの地域はそんなにクローズアップはされていませんし、日本では歴史の授業でもあんまり触れずに馴染みのない部分ですが、新鮮ですね。
文明が始まる以前の猿人から人類の進化の歴史も展示されてます。
この辺りは生物としての人類学の展示。ホモサピエンスになる過程
人類の足跡、そのものも展示されてます。
足跡から創造された類人猿の模型です。二足歩行を確保したことでメスの肩を抱きながら歩くことができるように。すごい進化だよね。
鉱石のコーナー。宝石などもありますがフロアに置かれた大き目の鉱物のオブジェは間近で見れるし触れてみることもできるのでそちらのほうが楽しかった!
樹齢1300年のセコイアの年輪。
日本では奈良時代以前、持統天皇の時代からの年を重ねていると考えると歴史を感じます。
虫のゾーン。
流石に虫は実物大とはいかず、ものすごくスケールアップされてます。
こんなでっかい蚊やヤスデがいたら怖すぎる!!!虫苦手な人は避けたほうがいいかも、
海洋ゾーン
陸生生物の剥製のケースのあるフロアの天井からは大きなクラゲやイカなど。
抜けた先には巨大なシロナガスクジラの模型。上野の国立博物館のシロナガスクジラと同じようなポージング。上野は屋外ですが、こちらは屋内の巨大なホールに展示されてます。
宇宙のコーナー
プラネタリウムは人気なので早めに行って予約をお勧めします。
展示物としてはこの世界最大級の隕石。
展示物の他には、ほかの天体での自分の体重を計ったりできます。
アメリカなんで単位はポンドなので、いまいちピンときませんが。
重力が地球の6分の1の月面ではこんな感じ。かるーい
そして重力が地球の27倍の太陽ではこんなにも重く。およそ2t。ヤバいわ。
アメリカ自然史博物館最大の見どころでもある恐竜ゾーンへ。
T-Rexはやはり強そうで迫力満点!
全身の他に頭だけのも
こちらはアロサウルス。獲物をしとめたシーンの再現です
天井には空のプテラノドンに、
海のアーケロン
トリケラトプスも今にもとびかかってきそうなポーズでカッコいい!
しかしそれらを抑えた最大の見物は史上最大の生物、ティタノサウルス足の骨1本でもアホみたいな大きさ。これた組み合わさると・・・
こんなに大きく!展示室に入りきらず頭が飛び出ちゃってますw
パノラマで撮ってみるとこんな感じ。ながーい!
自由の女神
ニューヨークの最も有名なランドマークといえば自由の女神ですね。
今回の旅行では2回に分けて自由の女神を見に行きました。
スタテンアイランドフェリー
まずは自由の女神をフェリー航路から眺めるためにマンハッタン島の突端のバッテリーパークからアッパー湾を走りスタテンアイランドへ向かうフェリーに乗ります。
この日は旅行中唯一の晴れ。歩くのも気持ちよいですな。
スタテンアイランドはニューヨーク市の5つの区の一つですが、他の区と異なりマンハッタンと道路や鉄路ではつながってなく(ブルックリン経由では車で行けますが)、場所的にはもうニュージャージー州といってもいい感じの位置にある島です。
そんな交通事情もあるので市民の通勤通学の足としても日常的に使われるフェリーに乗ってきました。
このフェリー、運賃は無料。観光客にとってはアッパー湾からの摩天楼や海に浮かぶ自由の女神も見れる航路ということもあってニューヨーク行ったら必ず乗ってほしいですね。
アッパー湾ではシーカヤックを楽しむ人たちも。遠くには自由の女神。
さて、出航です。所要時間は25分。
まずは離れていく摩天楼をバックに。
しばらくすると右手に自由の女神が表れます。
足元にはすごい数の人たちが。やはりみんな島に上陸するんだよね。自分たちも後日行きますよ。
そんな景色を見てたらあっという間にスタテンアイランドに到着。
スタテンアイランドを走るスタテンアイランド鉄道にちょこっとだけ乗ります。
この鉄道も面白い運賃体系でフェリー乗り場に隣接する駅とその次の駅でだけ運賃があってそのほかの区間で乗り降りする分には無料という。
使用されている車両もなかなかに年季の入ったものでレトロな雰囲気を味わえます。
というわけで一駅だけ乗って下車。
ここで降りて向かうのはFlagship Brewingというスタテンアイランドのブルワリー。ニューヨーク市にはこんな小さなブルワリーがたくさんあってこれらを巡るのも楽しいです。
まずはフライトセット。
どれも美味しかったけど、この日はなかなかに暑かったのでサマーエールをおかわり。
すっきりオレンジな風味でごくごくいける!
5月でしたが桜も咲いてました
さて、マンハッタンに戻ります。
スタテンアイランドフェリーはこの黄色い船体が特徴。
帰りは景色を肴に一杯
遠くに見えるのがブルックリンとスタテンアイランドを結ぶヴェラザノ=ナローズ・ブリッジ。マンハッタンへ向かうアッパー湾の玄関ということで東京のレインボーブリッジのような位置づけですかね。
帰りの船内では合唱が始まってましたw
自由の女神
後日、自由の女神のあるリバティーアイランドへのチケットを求めてニュージャージー側の乗り場に行きます。
マンハッタンからの乗り場もあるんですが、取ったアパートがニュージャージーでしたし、先日のスタテンアイランドフェリー乗った時に見てみた感じだと、リバティーアイランド行きはすごい行列でしたので。
自由の女神へのチケットはあらかじめ買っているNYシティパスを使えます。
ニュージャージー側の乗り場の近くにはもう使われなくなった廃駅が。
この巨大なターミナル駅はかつて移民たちがエリス島で入国審査を受けた後に全米各地へ向かっていった時の名残。
駅舎も立派なものが残っています。外観だけで内部には入れませんが、これから向かう自由の女神の見学には、入国審査をかつて行っていたエリス島も含まれているのでこのターミナル駅を見ておくのもいいと思います。
なによりマンハッタンの乗り場と違って全然人いないですからね。
自由の女神へ向かう前に船はまずエリス島に寄ります。
かつての入国管理局がそのまま博物館になっています。
大きなホールは、移民たちが行列をなして入国審査を受けていた場所。
審査官のテーブルも。
移民リストのレプリカなんかも置いてあって本格的。
隣のテーブルでは社会科見学か、子供たちが列を作って審査官役の大人の質問を順番に受けてました。
ホールの他の部屋には移民たちの歴史を語るものがいろいろと。
移民はヨーロッパなどのほかにアジアからも。
日本人の写真もありました。こちらは広島から来た少女。
さて、再び船に乗り込んでリバティーアイランドへ。
リバティーアイランドはニュージャージー州の中のニューヨーク州の飛び地となっている場所。先ほどのエリス島はニューヨーク州となってます。
自由の女神の内部に突入です。
トーチや女神像の各部分の等身大レプリカもあったりしてその巨大さを再確認できますよ。
女神像の建設や歴史なども見ることができますが、個人的にはポスター集が面白かった。
今回のチケットでは台座まで。NYパスでは上まで行けなかったので。
台座から見る摩天楼もまた良いですね。
見上げるとこんな感じ。まだまだ上があるなあ。
帰りの船まで島内を散歩。
自由の女神の周りをぐるりと。やはり正面から記念写真を撮る人多かったですね。
そしてみんなやはり女神像と同じポーズをするwwお約束ですね。僕もやってきましたよw
島の桟橋の先にマンハッタン。もう使われてないんですかね?立ち入り禁止でした。