アメリカ自然史博物館
ニューヨークは世界のるつぼだけあって抱えている博物館もその規模は巨大です。
この時のニューヨーク旅行は晴れがほとんどなく天気が微妙な日が多かったので博物館めぐりに3日間をかけました。
ロンドンのときのように入場無料ではないので通い詰めするのはしなかったですが。
博物館めぐり1日目はアメリカ自然史博物館。
ナイトミュージアムの舞台であまりにも有名ですな。まずは正面入り口のルーズベルト像を見つつ内部へ侵入します。

正面ホールで向かえてくれるのは巨大な竜脚類であるバロサウルスの全身骨格模型です。
威嚇のポーズか、前足を高く掲げた状態での展示。まだチケット買ってないのにこんな迫力あるものを見せてくれるとは!
因みにチケットはニューヨークシティパスで入れます。

自然史博物館に入ってまず迎えてくれるのは像の群れ。
ここを囲むように2フロアにわたって今にも動き出しそうな剥製が大量にあります。

それぞれアメリカをはじめとした実物大のジオラマの中に動物たちの剥製が展示してあります。
舞台設定も砂漠、サバンナ、大草原、山岳。地域も局地周辺から赤道直下と思われる場所まで。ここだけで世界を見て回れるほど。
まずはアフリカ。


アメリカか、ヘラジカの群れ

雪の中を更新するバイソン

この辺りはアメリカの国立公園か。狼も生き生きとしてます。

カナダのほうか巨大なグリズリー。

ヘラジカ同士の戦いも迫力たっぷり。

ガゼルの群れ

獲物に向かっていくハイエナ


獲物を巣に持ち帰るハヤブサ

自然史博物館は動物ののかに人類史をなぞる展示物も多くあります。
主に南北アメリカ大陸における中南米の文明やネイティブアメリカン関連が多いです。ヨーロッパの博物館でもこの地域はそんなにクローズアップはされていませんし、日本では歴史の授業でもあんまり触れずに馴染みのない部分ですが、新鮮ですね。







文明が始まる以前の猿人から人類の進化の歴史も展示されてます。

この辺りは生物としての人類学の展示。ホモサピエンスになる過程

人類の足跡、そのものも展示されてます。
足跡から創造された類人猿の模型です。二足歩行を確保したことでメスの肩を抱きながら歩くことができるように。すごい進化だよね。

鉱石のコーナー。宝石などもありますがフロアに置かれた大き目の鉱物のオブジェは間近で見れるし触れてみることもできるのでそちらのほうが楽しかった!



樹齢1300年のセコイアの年輪。
日本では奈良時代以前、持統天皇の時代からの年を重ねていると考えると歴史を感じます。


虫のゾーン。
流石に虫は実物大とはいかず、ものすごくスケールアップされてます。
こんなでっかい蚊やヤスデがいたら怖すぎる!!!虫苦手な人は避けたほうがいいかも、


海洋ゾーン
陸生生物の剥製のケースのあるフロアの天井からは大きなクラゲやイカなど。



抜けた先には巨大なシロナガスクジラの模型。上野の国立博物館のシロナガスクジラと同じようなポージング。上野は屋外ですが、こちらは屋内の巨大なホールに展示されてます。

宇宙のコーナー
プラネタリウムは人気なので早めに行って予約をお勧めします。
展示物としてはこの世界最大級の隕石。

展示物の他には、ほかの天体での自分の体重を計ったりできます。
アメリカなんで単位はポンドなので、いまいちピンときませんが。
重力が地球の6分の1の月面ではこんな感じ。かるーい

そして重力が地球の27倍の太陽ではこんなにも重く。およそ2t。ヤバいわ。

アメリカ自然史博物館最大の見どころでもある恐竜ゾーンへ。
T-Rexはやはり強そうで迫力満点!

全身の他に頭だけのも

こちらはアロサウルス。獲物をしとめたシーンの再現です


天井には空のプテラノドンに、

海のアーケロン


トリケラトプスも今にもとびかかってきそうなポーズでカッコいい!

しかしそれらを抑えた最大の見物は史上最大の生物、ティタノサウルス足の骨1本でもアホみたいな大きさ。これた組み合わさると・・・

こんなに大きく!展示室に入りきらず頭が飛び出ちゃってますw

パノラマで撮ってみるとこんな感じ。ながーい!
